クラウン・プラザ・インヴィテイショナル・アット・コロニアル

2007年5月24日-5月27日   ★★★

テキサス州フォート・ワース、コロニアル・カントリー・クラブ

バンク・オブ・アメリカからスポンサーがクラウン・プラザに変わった今年のコロニアル、雨に祟られてなかなかプレイが進行しない。3日目なんて最終パーティがティ・オフしたのが午後6時過ぎで、これではいくら夏時間で8時過ぎまでボールが見えるといえども、全員がプレイを終えられるわけがない。

その3日目が日没順延になった時点での暫定首位は、9アンダーのケヴィン・ナー、パット・ペレス、スコット・ヴァープランク、ロリ・サバティーニ、アーロン・オーバーホルザー、ベン・カーティスら6人。その中から最終日も伸びたのはサバティーニで、それにバーンハルト・ランガーとジム・フューリックを加えた3人による優勝争いになった。ランガーは一時後続に2打差つけていたが12番パー4のボギーで追いつかれ、今度は17番パー4でバーディを奪って追いつき返し、結局サバティーニ、フューリック、ランガーの3人が14アンダーでレギュレイションを終え、プレイオフになった。サバティーニとフューリックは二人とも18番パー4であわやというバーディ・パットがあったが外し、一方のランガーは第2打がグリーンに乗らなかったところから絶妙のチップ・ショットで3フィートに寄せ、パー・セイヴを拾った。

18番でのプレイオフは、フューリックが25フィート、サバティーニが15フィート、ランガーが7フィートのバーディ・パットをそれぞれ迎える。まずフューリックのパットは下側にそれた後、サバティーニはレギュレイションで外したのとほとんど似たようなパットを今度は沈め、ランガーのパットを待つ。そのランガーのパットはカップ上側に僅かにそれた瞬間、サバティーニの優勝が確定した。12アンダー4位にはペレス、11アンダー5位にはネイサン・グリーンとトム・レーマンが入った。



 
 
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