2日目終了時点でデイヴィス・ラヴ3世が首位に立ち、またまた不安になる。最近ラヴは途中で首位に立つと必ず最終日に崩れるというのを繰り返している。そしたら案の定、3日目にスチュワート・シンクにトップを奪われる。ラヴはそろそろ勝ってもいい時だとは思うんだが、やっぱり今回も駄目か。同様に最近ほとんど名前を聞かないフレッド・カップルスもいい位置に着けていて、よし、今回はこの二人を応援しようと決める。そしたら勝ったのは、3日目のバック9でいきなり崩れて、こいつは時々こういうのがあるんだよなあと思っていたフィル・ミッケルソン。ミッケルソンは今季3勝目でタイガー・ウッズと並んだ。


最終日のミッケルソンは、特に後半のバーディ・ラッシュが効いた。最終18番も25フィートのバーディ・パットを決め、終わってみれば63の通算12アンダー。その時はしかしまだシンクが首位に立っていたのだが、彼はこの後崩れ出す。最後の5ホールのほとんどがボギーで、結局1オーヴァー71の通算10アンダーでラヴと同じ2位。結局カップルズは最終日早々に崩れて、後の方はTVに映りさえしなかった。


しかしラヴはなあ。勝たせてやりたいよなあ。最近出場するほとんどすべてのトーナメントで優勝に絡み、その全部で負けている。最近TVはラヴが画面に映ると彼の最近の成績を出して、何故彼が勝てないかと必ずコメントするのだが、本人は聞きたくないだろうなあと思ってしまう。なんか、初優勝するまで万年2位を続けたデイヴィッド・デュヴォールを思い出す。でも、デュヴォールは一度勝つと、後は破竹の快進撃を続けた。もしかしたらラヴもそうなるかも。うーん、もしかしたらラヴは今年USオープンあたりのメイジャーで勝つかも知れないという気がしてきた。USオープンの最終日にウッズとラヴの最終ペアなんて思わず期待しちゃったりして。







< previous                                    HOME

 

マスターカード・コロニアル

2000年5月18-21日   ★★★

テキサス州フォート・ワース、コロニアル・カントリー・クラブ

 
inserted by FC2 system