クライスラー・クラシック・オブ・グリーンズボロ

2003年10月16-19日   ★★★

サウス・キャロライナ州グリーンズボロ、フォレスト・オークス・カントリー・クラブ

昨年までは4月開催のグリーンズボロ・クラシック、今年からはクライスラーがスポンサーとなって10月開催、トーナメント名もクライスラー・クラシック・オブ・グリーンズボロと改名になった。そのクライスラー・クラシック、2日目を終わった時点でいきなり丸山茂樹が65-64の15アンダーで2位のブラッド・ファクソンに5打差をつけて首位に立つ。最近怪我から回復して復調してきたようだが、ここへ来てやっと本調子になったか。


3日目は最初の2日ほどのできではなかったが、それでも要所を押さえ、2アンダー70で回るが、2位のファクソンとは3打差に縮まった。しかし、一時はファクソンが1打差まで詰め寄っていたことを考えると、このスコアは上出来と言える。本人もマジになったようで、緊張しているのがTVを見てても伝わってくる。TVの解説も丸山を「very expressive」と言っていたが、普段は「スマイリー・マルヤマ」とか呼ばれていつもにこにこしているのが、マジな顔になるとその落差が激しいので、本人も緊張しているんだろうというのがよくわかる。


さて、最終日は、丸山は緊張しながらもパットが好調で、崩れそうになるところを10-20フィートのパー・パットをことごとく沈めて、追い上げるファクソンに差を詰めさせない。要所要所でのバーディ・パットは確実に沈め、結局この日5アンダー67、通算22アンダーで、この日69、通算17アンダーのファクソンに5打差をつけて勝った。とはいえ丸山の顔がやけに緊張しているので、なんかもっと競っているような印象を受けたが。丸山のパットもよかったが、ツアーのベスト・パターと目されるファクソンと競ったことで、グリーン回りでの勝負という感が強かった。いずれにしても、2日目以降は完全にこの二人だけで優勝を争っていたという感じだった。15アンダーで3位にはマット・ゴーゲル、14アンダー4位にはロバート・アレンビーが入った。


これで丸山は2001年から3年連続、とにかく一度は勝っている。他にこの記録を持っているのは、タイガー・ウッズとジム・フューリック、それにジャスティン・レナードの3人だけだそうだ。へえ、そうか、デイヴィス・ラヴやヴィージェイ・シング、アーニー・エルス、フィル・ミッケルソンって、この3年間で1勝もしてない年があったのか。







< previous                                    HOME

 
 
inserted by FC2 system