ワシントンD.C. の桜祭りは、全米に広く知られている著名なイヴェントだ。元々日本から贈られた桜が何千本も、タイダル・ベイシンという池の周りに植えられている。しかもいかにもアメリカ的なのが、たぶん土壌が肥えているのだろう、シーズンになるとこれでもかという感じに咲き誇ることで、気持ち花自体もでかいようだし、はっきり言って、日本の桜が持つ儚さや風情とは多少印象が異なる。






















そういう花が一斉に咲き誇る桜祭りがアメリカ人にもアピールするのはなんとなくわかる。たぶん日本人が桜に持つ感傷とは異なったところで桜を愛でているものと思うが、そこはそれ、綺麗なものを鑑賞したいと思う気持ちは洋の東西を問わない。というわけで、アメリカでも有数の桜が咲き誇るワシントンD.C.の桜祭りは今年も大変な人出で、特に私たちが赴いた日は雲一つない快晴と天気にも恵まれ、大盛況だった。





















因みに私がD.C.の桜祭りを見に行くのは、これで2回目である。ニューヨークからだとD.C.に行くのは飛行機のシャトル便に乗って1時間で行くか、アムトラックを使うか (3時間)、自分で車を運転していくか (6時間) のどちらかになる。最も安いバスという手もあるが、金がない学生ならともかく、社会人でわざわざバスに乗ってD.C.に行こうと考える者はまずいまい。






















私たち夫婦は、前回は女房の勤め先の関係で無料で手に入ったシャトル便で行ったのだが、結局そこからの移動 タクシーを利用せざるを得なかった。飛んでいる時間は1時間ほどなのだが、ニューヨークでアパートから空港まで移動する時間と、D.C.で空港から市街地まで移動する時間を考えると、結局それほど時間的に余裕があるわけではない。今回はマンハッタンのペン・ステイションからアムトラックで

D.C.まで向かったのだが、空港まで車を運転するわけではないのでサブウェイの中で本も読めるし、アムトラックの中では楽な姿勢がとれるし、飽きるまで景色も楽しめる。D.C.に入ってからもすぐサブウェイに連絡しているし、こちらの方が楽だと感じた。因みにNY-D.C.間のアムトラックの大人一人の料金は120ドルほどである。それにしても桜は見ても、ホワイトハウスにはまるで興味がない私たち夫婦なのであった。







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National Cherry Blossom Festival 

桜祭り (チェリー・ブロッサム・フェスティヴァル)

(2005年4月)        ワシントンD.C.、タイダル・ベイシン

 
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