カナディアン・オープン

2007年7月26日-7月29日   ★★★

カナダ、オンタリオ、アンガス・グレン・ゴルフ・クラブ

これまでは9月開催でアメリカではテニスの全米オープンと重なっていたためか、今一つ盛り上がりに欠けた感のあるカナディアン、今回は7月に移ってきたはいいものの今度は全英の直後と、やはり日程的には恵まれない。先週までスコットランドでゴルフしていた主要ゴルファーが、今週はカナダまではるばる遠征してくるとは到底思えない。基本的に世界ランキング上位のゴルファーというのは、ディフェンディング・チャンプとこれまた過去のチャンプであるヴィージェイ・シングくらいで、知名度という点では地元のマイク・ウィアーくらいか。

そのカナディアン、3日目を終わって首位は12アンダーのシング、11アンダーでスティーヴ・アレンとジョン・メリンジャー、10アンダーにハンター・メイハン、9アンダーにパット・ペレスとジム・フューリックと、ちゃんとシングとフューリックが優勝に絡んでいる。

最終日はフロント・ナインで4番パー3でのホール・イン・ワン等でいきなり首位に躍り出たのは誰あろうフューリック。フューリックはその後も安定、順調にスコアを伸ばし、後続に常に2-3打差をつけ、楽勝で逃げ切るかに見えた。そこをなんとか追撃したのがやはり誰あろうシングだが、しかしフューリックは常にその前を行く。盤石に見えたフューリックが18番パー4でボギーを叩いてやっとシングと1打差になって、初めてシングにも本気でチャンスが生まれるが、しかし、それには17番パー3か18番でバーディを奪わなければならない。シングは18番で下り10フィートのバーディ・パットの最後のチャンスがあったが、下側に外し、フューリックが昨年に続きカナディアン2連覇。優勝スコアはフューリック16アンダー、シング15アンダー、ライアン・パーマーとジョージ・マクニールが13アンダー、メイハンとボブ・ハインツが12アンダーだった。



 
 
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