CAチャンピオンシップ

フィル・ミッケルソンが初日から好調、特にグリーン周りでチップ・ショットをそのままカップ・インさせるバーディが初日、2日目と何本もあった。そのため2日目終了時点で13アンダーで首位に立つ。しかし3日目は3つスコアを縮めながらも、17番パー4でボギーを叩いて16アンダーに後退した時点でその日好調のニック・ワトニーに追いつかれ、二人は結局共に16アンダーで並んで3日目を終える。


その下は12アンダーのジーヴ・シングとカミーロ・ヴィジェイガスだから、大きなポカがない限りミッケルソンかワトニーで決まりだろう。タイガー・ウッズは決して調子が悪いようには見えないのだが決め手を欠き、7アンダー19位タイで3日目を終える。もう一つ、なんかきっかけがあればあっという間に昔のウッズに返り咲けるという気がするのだが。


最終日はミッケルソン、ワトニー、共に譲らないものの、ミッケルソン19アンダー、ワトニー17アンダーで迎えた9番パー3で、ワトニーがティ・ショットを大きくグリーン・オーヴァーしてグリーン下のラフに打ち込んだ時は、勝負あったと思った。ミッケルソンのティ・ショットは特に入れ頃というわけではないがグリーンに乗っており、これ以上差がつけば、もうワトニーに挽回のチャンスはほとんどあるまい。


と思っていたら、フラッグすら見えないグリーン下から打ったワトニーの第2打は、ラフで一度バウンスした後グリーンに乗り、そのまま転がってカップ・インするバーディととなって逆に一打返し、さらに続く10番パー5ではイーグルと、一気に二人は20アンダーで並ぶ。しかしワトニーは11番パー4、12番パー5と今度は連続ボギーで18アンダー、ミッケルソンも12番でティ・ショットをブッシュに打ち込みボギーで19アンダーとなり、そのまま後は二人とも全部パーで18番パー4を迎える。


グリーン上で後がないワトニーの先に打った20フィートのバーディ・パットは1インチ・ショート。ミッケルソンのパットもあわやと思われるすれすれのパットでカップ横2インチで止まり、タップ・イン・パーで決着をつけた。これでミッケルソンはツアー36勝目。16アンダー3位にジム・フューリック、14アンダー4位にシング、13アンダー5位にヴィジェイガスとオリヴァー・ウィルソンが入った。ウッズは最終日4アンダー68で9位タイ。なんでもこのトーナメント、ウッズが10位以下だったことはないそうで、それはさすがにウッズならではといえるか。








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2009年3月12日-3月15日   ★★★

フロリダ州マイアミ、ドラール・ゴルフ・リゾート&スパ

 
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