ビュイック・オープン

2007年6月28日-7月1日   ★★★

ミシガン州グランド・ブランク、ワーウィック・ヒルズ・ゴルフ&カントリー・クラブ

今年は6月最終週開催となったビュイック・オープン、タイガー・ウッズが第一子誕生で出場を見合わせ、恒例のヴィージェイ・シングも出ておらず、この二人の出ていないビュイック・オープンって、まったく別のトーナメントみたいだ。勝負の方は3日目を終わって首位は13アンダーのトム・パーニスJr.。1打差12アンダーにジャスパー・パーナヴィク、スコット・ヴァープランク、ブライアン・ベイトマンの3人、11アンダーにウッディ・オースティン、ジム・フューリック、ケニー・ペリーら5人が並ぶ。

最終日は13アンダーから10アンダーに15人くらいが並ぶ混戦で、誰が勝つかわからない。近年20アンダー内外でウッズ、シングら上位数人で決着のついたビュイックとは印象が違うが、もちろんそれはそれで面白い。まず同じパーティで回っていたスティーヴ・エルキントンとジョン・ロリンズが共に13アンダーでレギュレイションを終え、後の者はこの二人のスコアを追うという展開になる。

最初にこの二人に追いつき追い越したのはジェイソン・ゴアで、ゴアは14アンダーで単独首位となってレギュレイションを終える。そこへジャスティン・レナードが18番パー4でバーディを奪って追いつき、さらにオースティンも並ぶ。しかしその3人も抜き去ったのが、レナード同様18番で12フィートのバーディ・パットを沈め、ただ一人15アンダーとなったベイトマン。最終パーティのパーニスとパーナヴィクがこの日オーヴァー・パー・プレイだったため、この二人のプレイの終了を待たずしてベイトマンがツアー初優勝を決めた。

14アンダー2位がゴア、レナード、オースティン、13アンダー5位にエルキントン、ロリンズ、フューリック、ヴァープランク、マルコ・ドウソンの5人が入った。ベイトマンは16番パー5、17番パー3で外し頃の6フィートのパー・パットがあったが、それをきちりと沈めておいたのが大きかった。それにしてもレナード、エルキントン、パーナヴィク、パーニスと、久しぶりに名を聞くヴェテランがやたら多かった今回のビュイックであった。
 



 
 
inserted by FC2 system