ビュイック・オープン

2003年7月31-8月3日   ★★★1/2

ミシガン州グランド・ブランク、ワーウィック・ヒルズ・ゴルフ&カントリー・クラブ

3日目終了時点で17アンダーで首位に立ったのは、全米の覇者ジム・フューリック。昨年このトーナメントを制したタイガー・ウッズは4打差13アンダーで8位タイ、しかしそのすぐ上14アンダーで4位タイにいるのはまたまたケニー・ペリー。ペリーってこの夏、休みなしで全トーナメントに出てるんじゃないか。しかも毎週毎週首位に絡んでいる。トップ・テン・フィニッシュのパーセンテージだけを見るならば、間違いなくウッズより上の成績を収めているだろう。それ以外にも多くのゴルファーがフューリックに数打差の位置におり、これは面白い最終日になりそうだ。


その希望通り、最終日はウッズを筆頭にブライニー・ベアード、ジオフ・オグリヴィらがチャージをかける。ウッズとフューリックの差は1打差まで縮まるが、しかし、ウッズはここ一番という時のパットが決まらない。それでも差を詰めているだけさすがと言えば言えるが。一方のフューリックも短いパットを外したりもするが、すぐ挽回する。オグリヴィに首位タイに並ばれたりもしたが、それでも崩れずにまたリードを奪い返すところなど、全米優勝は伊達ではなかったというところか。


結局フューリックはリードを守りきり、21アンダーで優勝、ヴェテランが活躍する今季のマルティプル・ウィナー・リストに新しく仲間入りした。ウッズはバック・ナインのほとんどのホールでバーディ・チャンスがありながら、そのいくつかしかものにすることができなかった。特に17番パー3、18番パー4は、両方ともすれすれで外し、あれが入っていればと思わせた。ウッズ、オグリヴィ、ベアードは19アンダーで並び、その下18アンダーには、ポール・ゴイドス、ニール・ランカスターが入った。ペリーは最終日2アンダー70と平凡な成績で、16アンダー、8位タイに終わった。それでもまたまたトップ・テン・フィニッシュなんだよなあ。







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