ビュイック招待

2008年1月24日-1月27日   ★★★

カリフォルニア州ラ・ホヤ、トリー・パインズ・ゴルフ・コース

タイガー・ウッズとフィル・ミッケルソンが今季初登場するビュイック招待、おかげで近年のツアーのシーズンはビュイック招待から始まるという印象が定着しつつある。しかもウッズは昨季最終戦のターゲット・ワールド・チャレンジに勝っているし、このビュイック招待は3連勝中と期待がかかる。


実際ウッズにはほとんど死角がなく、3日目を終わった時点で18アンダーと、10アンダーで2位のスチュワート・シンクに8打差、勝負を決める。以下、9アンダー、ジョー・デュラン、7アンダー、ダグ・ラベル2世、ジャスティン・レナード、アーロン・バッデリー、ブー・ウィークリーと続くが、8打差ついて最終日にウッズに追いつく可能性を一分たりとも考えることのできるゴルファーはこの世にいないだろう。こうなればウッズにツアー史上最大差をつけて勝つというような新記録を期待する。


しかしウッズは最終日は、ところどころさすがウッズというリカヴァリー・ショットやロング・パットを決めてたまさかギャラリーを沸かすものの、バック・ナインでなんでこんなところでという3連続ボギー等もあってスコアを伸ばすことはできず、結局この日は1アンダー71と一つスコアを縮めただけで、通算19アンダーで終わった。


なんていかにも調子悪かったみたいにいうものの、その下11アンダーの今田竜二には8打差ついており、はっきり言って圧勝。これでウッズはビュイック招待4連勝という連勝記録を打ち立てた上、ツアー通算62勝と、アーノルド・パーマーの記録に並んだ。9アンダー3位にはロリ・サバティーニとシンク、7アンダー5位にジャスティン・レナード、6アンダー6位にフィル・ミッケルソンとデュランが続いた。これで今年はトリー・パインズで行われるUSオープンもウッズで決まりか。それにしても最近のウッズはドイツ・バンクでミッケルソンに僅差で破れた以外は全部勝っており、 勝率の高さには驚くばかり。






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