ビュイック招待

2002年2月7-10日   ★★★

カリフォルニア州ラ・ホヤ、トリー・パインズ・ゴルフ・コース

3日目が終わった時点で、首位はジェリー・ケリーとマーク・オメアラとJ. L. ルイスの3人が10アンダーで並ぶ。特にオメアラは全英で勝って以来バーンアウトしたのか、優勝に絡むのを見るのは久し振り。最終日はケリーが早々と脱落したために、オメアラとルイスの我慢比べとなった。二人で交互に首位に立ち、これはどちらが勝つかわからないと思っている矢先に、するするとスコアを伸ばし、この二人をかわして13アンダーとトップに立ってホール・アウトしたのは、この日7アンダー65で回ったホゼ・マリア・オラハボル。


オメアラとルイスは17番パー4のティに立った時点で二人共12アンダー、続く18番パー5はたとえ池越えといえどもプロにとってはリーチャブルなため、バーディをとれる可能性は高く、これは三つ巴のプレイオフの可能性は高いなと思っていた。しかしこの17番でオメアラは第2打をグリーン右のラフに打ち込み、ボギー、11アンダーとなり、まず一人脱落。一方、ルイスはここでバーディを奪い13アンダーとなったため、続く18番でバーディを奪って勝負を決したいところ。


しかしルイスはその18番、ティ・ショットを右ラフに入れてしまったため、刻んでいくしかなくなるが、第3打もカップを30フィート・オーヴァーしてしまう。下りのパットは慎重に行きすぎ、5フィートを残してしまい、バーディどころかパーをとってのプレイオフもやばい。そしてそのパー・パットは、打った瞬間から右にそれるのがわかるミス・パットで、ボールがカップの右をそれて過ぎていった瞬間、オラハボルの優勝が決まった。結局このホールでバーディをとったオメアラと、ルイスが共に12アンダーで2位を分け合った。4位には11アンダーでジョン・デイリーが入った。


タイガー・ウッズは初日6アンダー66となかなか好調の出足を見せておきながら、2日目5オーヴァー77というウッズにしては珍しい大崩れをして1アンダーまで後退、予選落ちすれすれというあわやの展開を見せていた。それでもその後持ち直し、最終的には10アンダーまで挽回、ボブ・エステス、ロリ・サバティーニらと共に5位タイまで持ち直したのは、さすがというか何というか。







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