初日、2日目とロレン・ロバーツが首位をキープするが、3日目にクリス・スミスが11アンダーとスコアを伸ばしてロバーツに代わって首位に立ち、ロバーツとデイヴィッド・ゴセットが1打差の10アンダーで後に続く。最終日はそれにパット・ペレス、ジェリー・ケリーが絡むという展開。しかし最終日、フロント9で出入りの激しいゴルフをして、一時は脱落するかに見えたスミスがバック9では要所要所でクラッチ・パットを決め、一方のロバーツやゴセットがスコアを伸ばせなかったため、スミスがこの日1アンダー71、通算12アンダーでツアー初優勝を飾った。2位にはロバーツ、ペレス、ゴセットの3人が10アンダーで入った。


私は今年のAT&Tペブル・ビーチで試合を盛り上げたけれども、最終18番でOBを打ってマット・ゴーゲルに勝ちをさらわれたペレス、あるいは綺麗な妹をキャディにしてラウンドするゴセットあたりを応援していたんだが、そういう不純な理由での応援は天も聞き入れてくれないようだ。特にペレスはクリスに1打差で迎えた17番パー4で6フィートのバーディ・チャンスを迎え、首位に並ぶチャンスだったところを、そのバーディ・パットを外したことで落胆し、返しの3フィートまで外して首位タイどころか3パット・ボギーとなったのが痛かった。


ところで、既にサッカーのワールド・カップの一次リーグ戦も中盤、試合は白熱してきた上に、今週はゴルフは全米オープンである。先週から既に睡眠不足気味だなあと思っているのに、今日は日曜というのに朝7時起きでワールド・カップの日本-ロシア戦を見て、その後すぐテニスのフレンチ・オープンの男子決勝、昼はF1カナダ・グランプリ、夕方ビュイック・クラシック、夜はNBAファイナルズのLAレイカーズ-NJネッツの第3戦と、週末で睡眠不足を解消するどころか、よけい寝不足になっている。それなのに全米オープンが始まったら、メイジャーはTV局は木曜から5、6時間を割いて中継に当てる。本当なら喜んで見るところだが、今回に限ってはちょっとひくひくしている。こないだ見た映画の「インソムニア」ではないが、これじゃ本当に寝る暇がない。自分の身体を壊さないでこれだけ全部見られれるだろうか。







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ビュイック・クラシック

2002年6月6-9日   ★★1/2

ニューヨーク州ハリソン、ウエストチェスター・カントリー・クラブ

 
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