ビュイック・チャンピオンシップ

2005年8月25-28日   ★★★

コネティカット州クロムウェル、TPCアット・リヴァー・ハイランズ

3日目終了時点で首位は12アンダーのジャスティン・ローズ、1打差11アンダーでベン・カーティスの後ろは、8アンダーにディフェンディング・チャンプのウッディ・オースティン、ジェリー・ケリー、コーリー・ペイヴンのヴェテラン勢と共に、南アフリカの新鋭チャート・ヴァン・ダー・ウォルトという布陣。


最終日、これらの上位陣をするすると抜き去ったのは、この日9アンダー61、コース・レコード・タイで回ったブラッド・ファクソン。ファクソンは14アンダーでレギュレイションを終え、残りの結果を待つ。そのファクソンに追いついたのは、最終18番パー4でバーディを奪ったヴァン・ダー・ウォルト。それまではずるずると後退して眠っているように見えたローズも最後挽回して、18番でファクソンとヴァン・ダー・ウォルトに並ぶチャンスがあったのだが及ばず、結局勝負はファクソンとヴァン・ダー・ウォルトとのプレイオフになった。


18番でのプレイオフは、ファクソンがティ・ショットを左バンカーに入れてしまうが、そこから目の覚めるような7アイアンでカップ横2フィートにぴたりと止まるスーパーショットを見せてギャラリーを沸かせる。かと思えば、それを見たヴァン・ダー・ウォルトが、こちらはピンを直撃する第2打で、さらにギャラリーを沸かす。弾かれてカップ上8フィートを先に打ったヴァン・ダー・ウォルトのパットはカップ右をわずかにかすめ、それを見たファクソンは2フィートをきっちりと沈めて2001年のソニー・オープン以来のツアー8勝目を飾った。13アンダー3位がローズ、12アンダー4位にカーティス、ケリー、マイケル・パットナムの3人が、11アンダー7位にケニー・ペリーが入った。





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