最終日、デイヴィッド・デュヴォールがバック9を30で回る怒濤のバーディ・ラッシュを見せ、この日9アンダー63の通算21アンダーで首位に立つ。デュヴォールは昨年もこのトーナメントを制しており、このままバック・トゥ・バックのウィナーになるかと思われた。そしたら、最終ホールでバーディを奪い、デュヴォールに追いついてプレイオフに持ち込んだのは、私が今最も見たくないゴルファーのクリス・デマルコ。彼が18番のティ・ショットを左ラフに入れた時は、これでデュヴォールの勝ちは決まったと思ったのに。


結局18番でのプレイオフは、デュヴォールが完璧な300ヤード超えのドライヴを打ちながら、ウェッジの第2打をグリーン・オーヴァーしてしまい、ボギーとなって、パーで上がったデマルコのツアー初優勝が決まった。あの、いつ打つかわからなくていらいらさせられる変則へっぴり腰スウィングや蟹パット等、あれほどみっともないフォームのプロ・ゴルファーを他に私は知らない。彼は人間としてはとてもいいやつのように思えるのだが、やはりプロは単にロウ・スコアでコースを回ることだけではなく、美しいフォームや力強いショットでギャラリーを魅せることもその仕事の一つと心得てもらいたい。


それにしても2日目62で回り、その時点で首位に立ち、今度こそと思われたデイヴィス・ラヴ3世が、またもや3日目、最終日と調子を落として優勝できなかった。彼は出場するトーナメントで毎回優勝に絡み、毎回勝てないというのを最近繰り返している。最近どころか、ここ数年、ずっと彼のこういう姿ばかりを見ているような気がする。ラヴが最近勝ったのはいつ以来だっけ? デマルコなんかより、ラヴにこそ勝ってもらいたかった。







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ビュイック・チャレンジ

2001年10月25-28日   ★★1/2

ジョージア州パイン・マウンテン、マウンテン・ヴュウ・ゴルフ・コース

 
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