初日5アンダー65で首位に立ったのはジョーダン・スピース、マット・クッチャー、ブルックス・ケプカ。2日目6アンダー首位はスピース、4アンダー、クッチャー、3アンダー、ケプカ、イアン・ポールターと続く。3日目終了時点ではスピースが11アンダーで首位、8アンダー、クッチャー、5アンダー、ケプカ、オースティン・コネリー、4アンダー、ブランデン・グレイス、松山英樹が続く。 

 

最終日はスピースの調子が悪く、最初の4ホールを3オーヴァーで、一瞬クッチャーと並ぶ。最近メイジャーで勝てないのはこれがあるからだ。その後持ち直してまたクッチャーに2打差つけたかと思った矢先、9番パー4で2フィートのパー・パットを外してボギー。クッチャーはバーディで、二人はまた8アンダーで並ぶ。 

 

スピースはティからグリーンまですべて今一つで、引っ掛けたと思ったらプッシュするなど、安定しない。13番パー4ではティ・ショットを100ヤード右にプッシュ、ボギーで、ついにクッチャーが8アンダーで単独首位に立つ。たぶんスピースは今回もダメだろう。 

 

と思った矢先から、ぷっつん来たスピースの14番パー3、15番パー5、16番パー4、17番パー5の、バーディ、イーグル、バーディ、バーディの怒涛のバーディ・イーグル・ラッシュは凄かった。切れて完全に気持ちが攻めに向かったんだろう。あっという間にクッチャーを置き去りにし、一人12アンダーとなって9アンダーのクッチャーに3打差つける完勝。前半の不調はあれはいったいなんだったんだ。 

 

6アンダー3位にはハオトン・リー、5アンダー4位にロリ・マキロイ、ラファ・カブレラ・ベヨ、4アンダー6位にマシュウ・サウスゲイト、マーク・リーシュマン、アレックス・ノレン、グレイス、ケプカの5人が入った。松山は1番のティ・ショットをプッシュしてOB、トリプル・ボギーで、後はほとんどTVに映らなくなってしまった。全米のような追い上げを期待してたんだけども。同日程のバーバソル・チャンピオンシップは、グレイソン・マーレイが21アンダーで勝った。











 

第146回全英オープン   ★★★1/2

2017年7月20日-7月23日、英国、サウスポート

ロイヤル・バークデイル・ゴルフ・クラブ

 
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