初日フィル・ミッケルソンが8アンダー63という驚異的スコアで首位に立つ。ミッケルソンは2日目も踏ん張り、ミッケルソン10アンダー、ヘンリクステンソン9アンダーで週末を迎える。 

 

3日目は17番パー3でミッケルソン、ボギー、ステンソン、バーディで、ステンソン12アンダー、ミッケルソン11アンダーと、二人はついに逆転する。3日目を終わった時点で12アンダーで首位はステンソン、ミッケルソンが11アンダーで続き、その下は6アンダーにビル・ハーズ、5アンダー、アンドリュウ・ジョンストン、4アンダー、J. B. ホームズと続く。 

 

最終日は早々にステンソンとミッケルソンのまるでマッチプレイのようなデュエルとなり、後続を完全に突き放す。メイジャーで最終日に最終ベアの二人がバーディを奪い合う息詰まる接戦となるのを見た記憶は、いつぞやのPGAチャンピオンシップのタイガー・ウッズとメイ以来か。 しかしステンソンは14番パー3、15番パー4と連続バーディで18アンダーとなり、ミッケルソンに2打差つける。ステンソンは18番パー4でも20フィートを沈め、ただ一人20アンダーとなって、ついに念願のメイジャー初優勝。ミッケルソンが17アンダーで2位。3位のJ. B. ホームズは6アンダーだから、ステンソンとミッケルソンの二人がどれだけ突出してできがよかったかがわかる。 

 

5アンダー4位にはスティーヴ・ストリッカー、4アンダー5位にはロリ・マキロイ、ティレル・ハットン、セルジオ・ガルシアの3人が入った。同日程開催のバーバゾル・チャンピオンシップは、共に18アンダーでレギュレイションを終え、プレイオフ4ホール目でバーディを奪ったアーロン・バッデリーがシー・ウー・キムに競り勝った。










 

第145回全英オープン   ★★★1/2

2016年7月14日-7月17日、スコットランド

アイシャー、ロイヤル・トゥルーン・ゴルフ・クラブ

 
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