タイガー・ウッズの出ない今年のジ・オープン、通常ならメイジャーは初日から全部見るのだが、今回ばかりは木、金とチャンネルを合わせる気がせず、週末から見る。そしたら3日目を終わって2オーヴァーで首位はグレッグ・ノーマンだ。ノーマンと言えば、確かに全英とわりと相性はよかったという気はするが、しかし、やはり最も印象に残っているのはいつぞやの全英で優勝に絡みながら最終18番で第2打をギャラリー席に打ち込んだショットだったりするし、それよりもなによりも1996年のマスターズで最終日、6打リードしながらニック・ファルドに優勝をさらわれた、たぶん史上最も有名な大崩れだろう。
そのノーマンが再度リードして最終日に挑む。むろん優勝したら史上最年長のメイジャー制覇者になることは間違いあるまい。ノーマンの下は4オーヴァーで昨年の覇者パドレイグ・ハリントンとK. J. チョイ、5オーヴァーにサイモン・ウェイクフィールド、7オーヴァーにベン・カーティス、ロス・フィッシャー、アンソニー・キム、アレクサンダー・ノレンと続く。
今回の全英は初日から天候に恵まれず、見ていると7月というのに全員長袖ウィンドブレイカー着用でプレイという感じで、さらに風は風速時速30−40マイルというっ強風の中でのプレイ。確かにこれでアンダー・パー・プレイは難しかろう。時速30−40マイルって、ほとんど台風並みだ。パットのアドレスに入ってもパンツの裾がはためくこと。多くのゴルファーが何度もアドレスをやり直していた。
最終日は案の定というかノーマンは最初の3ホールを3連続ボギーで、あっという間にハリントンに首位を譲る。一方ハリントンも万全とは言い難く、中盤、7-9ホールをこちらも3連続ボギーで7オーヴァーとなり、結局またまたその時6オーヴァーのノーマンが首位に立つ。そこへこの日好調のイアン・ポールターが伸びてきて、3人での首位争いになった。
しかし結局、そこからバック・ナインで持ち直したハリントンが抜け出し、17番パー5でイーグルを奪って3オーヴァーとなり、後続に4打差つけたところで勝負あった。ハリントンは全英2連覇、ポールターが7オーヴァーで2位、9オーヴァー3位にノーマンとヘンリク・ステンソン、10オーヴァー5位にジム・フューリックとクリス・ウッドが入った。たぶんなんとなく勝つのは無理だろうとは思っていたが、ノーマンが史上最年長でのメイジャー制覇者となって結婚したばかりの元テニスの王者クリス・エヴァートと喜ぶシーンを見たかったような気もする。全英と並行して行われたブラウン・ディア・パークのUSバンク・チャンピオンシップは、スウェーデンのリチャード・ジョンソンが16アンダーでツアー初優勝を飾った。
