3日目終了時点で10アンダーで首位はパドレイグ・ハリントン。3打差7アンダーにタイガー・ウッズ、5アンダー3位にジェリー・ケリー、4アンダー4位にはマスターズ制覇のアンヘル・カブレラ、全米の覇者ルーカス・グローヴァー、全英を制したスチュワート・シンク、他にミゲル・アンヘル・ヒムネス、ケニー・ペリーら10人が並ぶ。なんちゅーか、すごいメンツだ。思わずトム・ワトソンはいないのかとリーダーボードを目を皿のようにして探してしまった。


最終日はウッズが2番パー5でイーグルでハリントンに1打差、4番パー4のバーディで追いつき、5番パー3のバーディでウッズ11アンダー、ハリントン10アンダーと逆転、ウッズはさらに9番パー4でもバーディで12アンダー、ここまでずっとパー・プレイのハリントンに2打差つけ、勝負あったかと思わせる。


しかしハリントンも意地を見せ、11番パー4でバーディで11アンダー、一方のウッズは珍しくも13番パー4、14番パー4と連続ボギーで10アンダーと、また逆にハリントンに1打リードを許す。勝負の要は16番パー5で、ハリントンは右、ウッズは左に共にティ・ショットがフェアウェイを外す。二人とも第2打は刻むが、ハリントンの第2打は今度はフェアウェイ左のバンカー脇の難しい位置のラフに止まる。


ウッズは3日目同様完璧な第3打をフラッグに絡めるが、ハリントンはグリーン・オーヴァー、返しの第4打は大きくカップを超え池に落ちる。池の向こう側まで戻ってドロップしての第6打はまたグリーン・オーヴァー、第7打を寄せ、8打目でやっとカップ・インする痛恨のトリプル・ボギー、ウッズがバーディのため、ウッズ11アンダー、ハリントン8アンダーと1ホールで大きく差がついた。さすがに残り2ホールでウッズと3打差をひっくり返せるゴルファーは地上にはいないだろう。


ウッズは18番もバーディで12アンダーで先週のビュイック・オープンに続いて連勝、ツアー70勝目かつファイアストーン7勝目。同一トーナメントに7勝したのは史上初というおまけつき。ハリントンとロバート・アレンビーが共に8アンダーで2位、ハンター・メイハンとカブレラが7アンダー4位、シンク、ヒムネス、スティーヴ・ストリッカーの3人が6アンダーで6位に入った。


しかしこうなると、来週の全米プロも期待していいのかどうかわからない。3連勝、しかも3勝目がメイジャーなんて、普通常識じゃ誰も考えないだろうからな。とはいえ密かに期待してしまうのも事実なのだが。同一日程開催のレノ-タホ・オープンはジョン・ロリンズが17アンダーで14アンダーのジェフ・クイニーとマーティン・ラードに3打差をつけて勝った。








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ブリヂストン招待

2009年8月6日−8月9日   ★★★1/2

オハイオ州アクロン、ファイアストーン・カントリー・クラブ

 
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