ブーズ・アレン・クラシック

2005年6月9-12日   ★★1/2

メリーランド州ベセスダ、コングレッショナル・カントリー・クラブ

今年は一時的にTPCアット・アヴェニルではなくその隣りのコングレッショナルで開催されているブーズ・アレン、日程もずれて来週からはUSオープンということもあり、その調整のために出場しないタイガー・ウッズのような例もあるが、調整も兼ねて出場するゴルファーの方が圧倒的に多い。


そのブーズ・アレンで3日目終了時点で10アンダーでトップに立ったのは、なんと55歳、シニアのトム・カイト。1打差9アンダーには、アーニー・エルス、ルーク・ドナルド、アダム・スコット、スチュアート・アップルビー、リー・ウエストウッド、スティーヴ・エルキントン。さらに1打差8アンダーにフィル・ミッケルソン、セルジオ・ガルシア、ザック・ジョンソン、ロバート・アレンビー、ロリ・サバティーニ、アレックス・チェッカ、ベン・クレイン、マット・ゴーゲル、ブレット・ウェターリク、さらにその下7アンダーにはデイヴィス・ラヴ3世、ジム・フューリック、チャド・キャンベル、丸山茂樹、ブレット・クイグリーと、国籍を問わずツアーの新旧のスターの名前がずらりと並ぶ。誰が優勝してもまったくおかしくない。しかし、それにしてもカイトが首位かあ。


しかしカイトは最終日に息切れ、するするとあっという間に首位に立ったのは、フロント9でイーグルを含む6アンダー・パー30で回ったガルシア。一人だけあっという間に15アンダーまでスコアを伸ばし、後続に3打差をつける。その後も誰もガルシアをシリアスに脅かすことができず、唯一スコットが13アンダーまでスコアを伸ばしてガルシアまで2打差というところまで詰め寄るが、17番パー4での第2打が、グリーンのカラーに落ちたあと、大きく前にバウンドして池に落ちてしまい、このホール、ボギーでチャンスが潰える。一方のガルシアはちょうどその時隣りの18番パー3でティ・ショットを大きく右に外して深いラフの中に入れ、パー・セイヴを難しくしていたため、ここでガルシアにプレッシャーをかけることができたらまだ勝負はわからなかったんだが。


結局ガルシアはこのホール、ボギーながらも通算14アンダーで勝った。12アンダー2位がスコットとラヴとクレイン、10アンダー5位には今田竜二、9アンダー6位はサバティーニが入った。今田はこれまでにも何度かリーダーボードに名前が載ったのを見た覚えはあるが、ツアーで5位はこれまでで最高の成績。丸山の次にツアーで優勝する日本人ゴルファーは田中秀道かとばかり思っていたが、まだまだいた。日本人ゴルファーも頑張っている





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