ボブ・ホープ・クラシック

2009年1月21日-1月25日   ★★1/2

カリフォルニア州パーム・スプリングス、シルヴァーロック・リゾート、バーミューダ・デューンズCC、

PGAウエスト、ラ・クインタCC

今年のボブ・ホープ・クラシック、スポンサーのクライスラーが降り、一方で50回記念の節目ということもあり、鬼籍に入ってしまっているボブ・ホープの代わりにアーノルド・パーマーがトーナメント・ホストになり、大会正式名称も「The 50th Bob Hope Classic hosted by Arnold Palmer」となった。開催コースはシルヴァーロック・リゾート、バーミューダ・デューンズCC、PGAウエスト、それにラ・クインタだ。


勝負の方は初日からパット・ペレスが快調、5日やるボブ・ホープで3日目を終わった時点で25アンダーと、何それ状態。別に彼一人の調子がいいわけではなく、他にもこの時点で20アンダー以上のスコアをマークしているのが12人もいる。実際4日目にその絶好調のはずのペレスを抜いて首位に立ったのはスティーヴ・ストリッカーで、ストリッカーは3日目11アンダー61、4日目10アンダー62という驚異的なスコアで4日目を終わって33アンダー、30アンダーのペレスに3打差つける。もちろんレコードだ。その下26アンダー3位にはロバート・ガリガス、ヴォーン・テイラー、バッバ・ワトソンの3人がいる。しかし、それにしてもいったいこのスコアは何だ。


最終日は 最初の4ホールで3バーディのペレスがストリッカーに追いつくも、続く3ホールを3オーヴァーで元の木阿弥。しかしストリッカーは7番パー4でトリプル・ボギーを叩き、10番パー4ではOB、池ポチャの2個のペナルティを含むクアドラプル・ボギーと、基本的にこの2ホールだけで戦線から脱落する。


代わって怒涛の追い上げを見せたのがジョン・メリックで、15番パー3でペレスがボギーを叩いたことで、ついに二人は31アンダーで並ぶ。メリックは16番パー4のティ・ショットがOBラインであったのにもかかわらず土手のコンクリートに当たって跳ね返ったボールがフェアウェイに乗ってくるなどツキもあったが、それでも17番パー3でボギーを叩いたことで再びペレスにリードを許す。ペレスは18番パー5で第2打をピン・ハイ2フィートにつけるスーパーショットでイーグルを奪い、決着をつけた。


最終スコアはペレス33アンダー、メリック30アンダー、ストリッカーとマイク・ウィアーが28アンダーで3位、27アンダー5位にスティーヴン・エイムス、ボー・ヴァン・ペルト、ティム・クラーク、ウェブ・シンプソンの4人が入った。ペレスはこれがツアー初優勝だそうで、まったく意外。とはいえ今回のボブ・ホープはいかにストリッカーが崩れたかで記憶されることになろう。







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