Best Worst 2011

アメリカのマスコミが選ぶ2011年のベスト&ワーストTV番組

BEST

•ホームランド

•モダーン・ファミリー(Modern Family) ABC

•ジャスティファイド

•ザ・グッド・ワイフ

•トゥルー・ブラッド (True Blood) HBO

•ザ・ビッグ・バン・セオリー (The Big Bang Theory) CBS

•コミュニティ (Community) NBC

•ブレイキング・バッド

•ザ・ミドル (The Middle) ABC

•レスキュー・ミー (Rescue Me) FX

•ダウントン・アビー

•ザ・ウォーキング・デッド (The Walking Dead) AMC

• アメリカン・ダンス・アイドル (So You Think You Can Dance) FOX
• 英ロイヤル・ウェディング

WORST

•チャーリーズ・エンジェルズ

•ハート・オブ・ディキシー (Heart of Dixie) CW

•マン・アップ (Man Up) ABC

•アイ・ヘイト・マイ・ティーンエイジ・ドーター (I Hate My Teenage Daughter) FOX

•アレン・グレゴリー (Allen Gregory) FOX

•スキンズ (Skins) MTV

•ハウ・トゥ・ビー・ア・ジェントルマン (How to Be a Gentleman) CBS

•ザ・ケイプ (The Cape) NBC

•クリミナル・マインズ: サスペクト・ビヘイヴィア (Criminal Minds: Suspect Behavior) CBS

•ボブズ・バーガーズ (Bob’s Burgers) FOX

BEST

•ホームランド (Homeland) ショウタイム

•パークス・アンド・レクリエーション (Parks and Recreation) NBC

•ジ・アワー (The Hour) BBCアメリカ

•ダウントン・アビー (Downton Abbey) PBS

•リヴェンジ (Revenge) ABC

•ザ・ヴォイス (The Voice) NBC

•ロウ&オーダー: SVU (Law & Order: SVU) NBC

•ボブ・コスタス (Bob Costas) NBC

•　共和党大統領予備ディベート

・　レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン (Late Night with Jimmy Fallon) NBC

BEST

1.ブレイキング・バッド (Braking Bad) AMC

2.パークス・アンド・レクリエーション

3.フリンジ (Fringe) FOX

4.ホームランド

5.ルイ (Louie) FX

6.ジャスティファイド (Justified) FX

7.ダウントン・アビー

8.ザ・グッド・ワイフ (The Good Wife) CBS

9.エンライテンド (Enlightened) HBO
10. ザ・コルベール・レポート (The Colbert Report) コメディ・セントラル

WORST

1.ザ・プレイボーイ・クラブ (The Playboy Club) NBC

2.ウィルフレッド (Wilfred) FX

3.ナンシー・グレイスによるケイシー・アンソニー裁判のカヴァー (HLN)

4.チャーリー・シーンと、共利的なメディアの狂乱
5. チャーリーズ・エンジェルズ (Charlie’s Angels) ABC

BEST

1.ホームランド

2.ブレイキング・バッド

3.ゲーム・オブ・スローンズ (Game of Thrones) HBO

4.パークス・アンド・レクリエーション

5.モダーン・ファミリー

6.カーブ・ユア・エンシュージアズム (Curb Your Enthusiasm) HBO

7.リヴェンジ

8.アメリカン・ホラー・ストーリー (American Horror Story) FX

9.ザ・ウォーキング・デッド

10.フライデイ・ナイト・ライツ (Friday Night Lights) ディレクTV/NBC

11.ハッピー・エンディングス (Happy Endings) ABC

12.ダウントン・アビー

13.トップ・シェフ: オール・スターズ (Top Chef: All Stars) ブラヴォー

14.ザ・ヴァンパイア・ダイアリーズ (The Vampire Diaries) CW
15. ザ・グッド・ワイフ

全員がベストに選んでいる「ホームランド」と「ダウントン・アビー」の一騎打ちという感強し。「ホームランド」に関しては、まったく異議なし。次のエミー賞で作品賞と共に主演男優賞をデミアン・ルイス、主演女優賞をクレア・デインズが獲得するのは、現段階ではほぼ確実。助演男優のマンディ・パティンキンもいけるかも。

「ダウントン・アビー」は英国を舞台にした英国人製作陣俳優陣によるミニシリーズ・コスチューム・ドラマであり、評判は聞いていたが、はっきり言ってそこまで見る余裕がなかった。最近、ゴールデン・グローブ賞を獲得したのと第2シーズンが始まるのとでいきなり猫も杓子も「ダウントン・アビー」、「ダウントン・アビー」と騒いでおり、見てないとほとんどヤバいという感じになってきた。

あと評価が高いのは「ブレイキング・バッド」、「ジャスティファイド」、「ザ・グッド・ワイフ」というところで、この辺も異議なし。意外だったのは近年評価を高めている「パークス・アンド・レクリエーション」で、特に今シーズン、出世を目論んで様々な選挙 (妨害?) 活動を繰り広げる主演のレスリーことエイミー・ポーラーを軸とした展開がなかなかと評判。「30ロック (30 Rocｋ)」のティナ・フェイ、映画「ブライズメイズ (Bridesmaids)」のクリスティン・ウィーグと共に、「サタデイ・ナイト・ライヴ (Saturday Night Live: SNL)」出身の女優が活躍している。

タイムズが選んでいる「ボブ・コスタス」とは、むろん「ロック・センター・ウィズ・ブライアン・ウィリアムズ (Rock Center with Brian Williams)」で、コスタスがペンシルヴァニア州立大フットボール・コーチのジェリー・サンダスキーから引き出した、ほとんど自白とも言えるインタヴュウ技術を指している。

ワーストで3者共から選ばれている「チャーリーズ・エンジェルズ」にも、同意せざるを得ない。ただし、私としてはそれよりも「プレイボーイ・クラブ」はさらに悪かったと思う。AMCの「マッド・メン (Mad Men)」を下手に真似しようとするからこうなる。因みに今年「マッド・メン」が選ばれてないのは、新エピソードの放送がなかったから。当然また来年復活してくるだろう。

「マン・アップ」は、くだらなさ過ぎて私は逆に楽しんだ。日本ではたぶん報道されていないと思うから注釈すると、エンタテインメント・ウィークリーの言う「ケイシー・アンソニー裁判」とは、自分が遊びたいために娘のケイリーを殺したとされている母親のケイシー・アンソニーが証拠不充分で無実になった裁判の顛末のこと。これをカヴァーして徹底的にアンソニーを糾弾したアンカーのグレイスの主観的な報道姿勢を指している。

以下は私の選ぶベスト&ワースト。