Best & Worst 2008


ベスト&ワースト2008

アメリカのマスコミが選ぶ2008年のベスト&ワーストTV番組


BEST


・マッド・メン

・ザ・ワイヤー

・ロスト (Lost) ABC

プッシング・デイジース (Pushing Daisies) ABC

・ザ・ビッグ・バン・セオリー (The Big Bang Theory) CBS

・トゥルー・ブラッド (True Blood) HBO

・フリンジ

・ザ・ニュー・アドヴェンチャーズ・オブ・オールド・クリスティン (The New Adventures of Old Christine) CBS

デクスター (Dexter) ショウタイム

・ブレイキング・バッド (Breaking Bad) AMC

・北京五輪

ア・レーズン・イン・ザ・サン (A Raisin in the Sun) ABC

・ジェネレーション・キル (Generation Kill) HBO




WORST


・ザ・ベイビー・ボロワーズ (The Baby Borrowers) NBC

ザ・モーメント・オブ・トゥルース (Moment of Truth) FOX

エミー賞

・ゴールデン・グローブ賞

・WGAスト


BEST


1.ザ・コルベール・レポート (The Colbert Report) コメディ・セントラル

2.ザ・ワイヤー

3.30ロック (30 Rock) NBC

4.ザ・シールド (The Shield) FX

5.ロスト

6.マッド・メン

7.フリンジ

8.レイト・ショウ・ウィズ・デイヴィッド・レターマン (Late Show with David Letterman)レイト・レイト・ショウ・ウィズ・クレイグ・ファーガソン (Late Late Show with Craig Ferguson) CBS

9.デクスター

10. イン・トリートメント




WORST


・ザ・モーメント・オブ・トゥルース

アメリカン・アイドル (American Idol) FOX

・プライヴェイト・プラクティス (Private Practice) ABC

・ヴァレンタイン (Valentine) CW

・ナイト・ライダー (Knight Rider) NBC


BEST


・大統領選報道

マッド・メン (Mad Men) AMC

・モーニング・ジョー (Morning Joe) MSNBC

・ティナ・フェイ (Tina Fey)

・リカウント (Recount) HBO

ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ (Dancing with the Stars) ABC

・イン・トリートメント (In Treatment) HBO

ザ・ワイヤー (The Wire) HBO

・フリンジ (Fringe) FOX

・NCIS (NCIS) CBS

・ゴシップ・ガール (Gossip Girl) CW




BEST


・ブレイキング・バッド

・ハウス (House) FOX

・NCIS

・フライデイ・ナイト・ライツ (Friday Night Lights) NBC

・プッシング・デイジース

・バーン・ノーティス (Burn Notice) USA

ジ・オフィス (The Office) NBC

・ビッグ・バン・セオリー

・サイク (Psych) USA

・マッド・メン




WORST


・  キャス&キム (Kath & Kim) NBC

・マイ・オウン・ワースト・エネミー (My Own Worst Enemy) NBC

・ザ・レイチェル・ゾーイ・プロジェクト (The Rachel Zoe Project) ブラヴォー

ワイフ・スワップ (Wife Swap) ABC

・グレイテスト・アメリカン・ドッグ (Greatest American Dog) CBS

・クルーゾー (Crusoe) NBC

4者全員が選んでいるのが、今年のエミー賞を制したAMCの「マッド・メン」。これだけ騒がれたらこうなるのは当然か。意外なのが、同様にエミー賞のコメディ部門を制し、これまた今年の顔になったティナ・フェイ主演の「30ロック」が一者からしか選ばれていないこと。「サタデイ・ナイト・ライヴ (SNL)」出身のフェイは「30ロック」のみならず、「SNL」でも共和党副大統領候補のサラ・ペイリンに瓜二つなのを利用してのギャグ・スキットに登場、八面六臂の活躍を見せた。文字通り今年の顔だ。因みにニューヨーク・タイムズは「30ロック」ではなく、フェイその人を選んでいたりする。


3者から選ばれているのが、HBOの「ザ・ワイヤー」とFOXの「フリンジ」。「ワイヤー」は依然として批評家受けはいいが、視聴者からは大きな反響を受けることなくついに最終回を迎えてしまった。「フリンジ」は「ロスト」のJ. J. エイブラムス製作の超常SFドラマ。「X-ファイルズ」の衣鉢を継ぐことができるかが注目されている。


2者から選ばれているのが、「イン・トリートメント」、「NCIS」、「ゴシップ・ガール」、「ロスト」、「プッシング・デイジース」、「ザ・ビッグ・バン・セオリー」、「デクスター」、そして「ブレイキング・バッド」の8本。「イン・トリートメント」は精神科医によるセラピーを題材とした、舞台がほぼ一か所限定のセリフ劇で、全米の批評家以外は誰も見ていないと思われる。だいたい、35万視聴者って、それって視聴率で表すと0.5%くらいなんじゃないか。


「NCIS」は既にヴェテラン番組だが、その安定感が奏効して近年成績を上げている。ケーブル番組に視聴者をとられほとんどが成績を落としているネットワーク番組の中で、成績が上向きの数少ない番組の一つ。「ロスト」は2010年に確定している最終回に向かってどこまで加速していけるかが見所。「プッシング・デイジース」はこのほど打ち切りがほぼ確定してしまった。「ビッグ・バン・セオリー」は、頭はいいが女の子は扱えない二人のオタク物理学者を描くシットコム。私の好きな「デクスター」と「ブレイキング・バッド」も選ばれていて嬉しい。いずれにしても今年は「マッド・メン」、ティナ・フェイ、そして大統領選の年だったというのは言えると思う。


ワーストに目を転じると、三者中二者が選んでいるのが「ザ・モーメント・オブ・トゥルース」で、選ばれて当然。むしろなぜTVスクアッドがこれを選んでいないのかが疑問。たぶん忘れていたんだろう。ついに「アメリカン・アイドル」もワーストに選ばれ始めた。要するにマンネリ化が一部の人を飽きさせ始めている。近年で最高にくだらない複数ホスト選択で失敗したエミー賞も選ばれて当然。ゴールデン・グローブ賞 (むろん昨春のだ) はWGAストの影響でセレモニーが開かれず、ただ壇上で受賞者の発表をしただけ。ワーストというよりも、ワーストとしてノミネートされる資格すらないように思える。



以下は私の選ぶ2008年のベスト&ワースト。

BEST



「ホエール・ウォーズ (Whale Wars)」AP

      対象密着型リアリティ・ショウとして最高峰


・「ブレイキング・バッド」

      クランストンは熱演


・「レーズン・イン・ザ・サン」

      良質の舞台劇


「トゥナイト (Tonight)」NBC

      脚本家なしでもレノは頑張った。


「ニンジャ・ウォリアー (Ninja Warrior)」G4

      やっぱり面白い。


WORST



・「ダンス・ウォー (Dance War)」ABC

      下手な二番煎じ


・「ザ・モーメント・オブ・トゥルース」FOX

      恥知らず


・エミー賞授賞式中継

      近年で最も忙しなく、しかも効果がなかった。


「パリス・ヒルトンズ・マイ・ニューBFF (Paris Hilton’s My New BFF)」MTV

      もう充分。


・MTVとVH1が放送するほとんどの勝ち抜き系リアリティ・ショウ。

      もういいってば。


・「ママズ・ボーイズ (Momma’s Boys)」NBC

      疲れる。


「デイヴィッド・ブレイン: ダイヴ・オブ・デス (David Blaine: Dive of Death)」ABC

      基本的にブレインのファンなんだけどね‥‥



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