Best & Worst 2005

ベスト&ワースト2005

アメリカのマスコミが選ぶ2005年のベスト&ワーストTV番組

エンタテインメント・ウィークリー  1


BEST


1.    アレステッド・デヴェロップメント

2.    ボディーズ (Bodies) BBCアメリカ

3.    ロスト

4.    ザ・ステアケイス (The Staircase) サンダンス

5.    アントラージュ (Entourage) HBO

6.    ヴェロニカ・マーズ

7.    ステラ/ワンダー・ショウゼン (Stella/Wonder Showzen) コメディ・セントラル/MTV2)

8.    リアル・スポーツ・ウィズ・ブライアント・ガンベル (Real Sports with Bryant Gumbel) HBO

9.    エヴァーウッド (Everwood) WB

10.  プリズン・ブレイク (Prison Break) FOX




WORST


1.   メレディス・グレイ

2.   ザ・ウォー・アット・ホーム (The War at Home) FOX

3.   タラダイス (Taradise) E!

4.  サタデイ・ナイト・ライヴ 12/3/05 (Saturday Night Live) NBC

5.  カテゴリー7: ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド (Category 7: The End of the World ) CBS

エンタテインメント・ウィークリー  2


BEST


1.  ザ・ホワイトハウス (The West Wing) NBC

2.  ザ・シールド (The Shield) FX

3.  ローマ (Rome) HBO

4.  ザ・デイリー・ショウ (The Daily Show) コメディ・セントラル

5.  アンフォーギヴァブル・ブラックネス: ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ジャック・ジョンソン/ノー・ディレクション・ホーム: ボブ・ディラン (Unforgivable Blackness: The Rise and Fall of Jack Johnson/No Direction Home: Bob Dylan) PBS

6.  アントラージュ

7.  プロジェクト・グリーンライト (Project Greenlight) ブラヴォー

8. ジ・オフィス (The Office) NBC

9. ザ・カムバック (The Comeback) HBO

10.  TVニューズ: ハリケーン・カトリーナ報道


ニューヨーク・タイムズ


BEST


ザ・コルバート・レポート (The Colbert Report) コメディ・セントラル

スリーパー・セル (Sleeper Cell) ショウタイム

ウィーズ (Weeds) ショウタイム

ハウス

ハリケーン・カトリーナ・レポーティング

グレイズ・アナトミー

コマンダー・イン・チーフ (Commander in Chief)  ABC

ロウ&オーダー: クリミナル・インテント (Law & Order: Criminal Intent) NBC

ザ・クローザー (The Closer) TNT

マーサ (Martha)  シンジケーション

 




USAトゥデイ


BEST


1.    ロスト (Lost) ABC

2.    24 (24) FOX

3.    ハウス (House) FOX

4.    グレイズ・アナトミー (Grey’s Anatomy) ABC

5.   レスキュー・ミー (Rescue Me) FX

6.  ヴェロニカ・マーズ (Veronica Mars) UPN

7.   マイ・ネイム・イズ・アール (My Name Is Earl) NBC

8.   アレステッド・デヴェロップメント (Arrested Development) FOX

9.    CSI (CSI) CBS

10.  デスパレートな妻たち (Desperate Housewives) ABC



WORST


リアリティ・ショウ

ブラット・キャンプ (Brat Camp) ABC

 

ドラマ/シットコム

キラー・インスティンクト (Killer Instinct) FOX

全員一致で選ばれるような圧倒的に支持されている/貶されている番組はない今年のベスト/ワースト、ベストでは、少なくとも半数の2者から選ばれているのが、「グレイズ・アナトミー」、「ロスト」、「ハウス」、「ヴェロニカ・マーズ」、「アレステッド・デヴェロップメント」、「アントラージュ」といったところ。どれもそれなりによくできていると思うが、個人的には「アントラージュ」だけはあまり好きではない。業界内幕ものの番組であるわけだが、私は別に業界人が裏で何していようがどうでもいいと思っているからだ。

「グレイズ・アナトミー」と「ハウス」という医療ドラマが新しく評価されているが、同時に「ER」という古参ドラマはどんどん人気を落としている。新旧交代の時期なんだろう。「ロスト」は、第1シーズンにあれだけ派手に大風呂敷を広げといて、これじゃ第2シーズンはどうなるんだろうと思っていたら、さらに風呂敷を広げただけでなく、視聴者に面白いと思わせたところが見事。行けるところまで行って欲しい。「アレステッド・デヴェロップメント」は、さすがに視聴者がつかないためこれ以上は持ちこたえられず、まだ正式発表はないが、たぶん今シーズンの終わりがそのまま番組の終わりになるだろうと見られている。


「ザ・コルバート・レポート」は、あのジョン・スチュワートの「デイリー・ショウ」からのスピンオフ番組だ。「コマンダー・イン・チーフ」では、ジーナ・デイヴィスが史上初の女性米大統領に扮している。キラ・セジウィックがFBI捜査官に扮する「ザ・クローザー」は、実は私が今年最も面白いと思った新番組だ。ドキュメンタリー・ミニシリーズの「ステアケイス」は、延々と本物の裁判の緊張感を持続させ、入りづらいが入ると今度は抜け出せない。マイケル・ジャクソン裁判の何十倍も面白いと思った人は多いだろう。しかしドキュメンタリーとしては、私は「ノー・ディレクション・ホーム」の方を推す。


タイムズがシンジケーションの「マーサ」を選んでいるのはなんとなくおかしい。結局本人の注目度のわりにはNBCの「アプレンティス: マーサ・スチュワート」はぱっとしなかったわけだが、開き直った「マーサ」は視聴者におもねるところがなくなって、マーサ・パワーが全開らしい。ハリケーン・カトリーナ報道では、どのネットワークも徹底した取材合戦を展開、やればできるところを見せた。最後に、「オフィス」をベストになんか選ぶなーっ! こんなことをするからNBCが図に乗ってまたイージーなリメイク製作なんかに手を出そうとするんだ。

ワーストの方では、ベストの方でも選ばれている「グレイズ・アナトミー」の主人公メレディス・グレイが名指しで選ばれている。要するに、世界は自分を中心に回っているとでも言いたげな自大主義、自己中心的な価値観が問われているわけだ。実際、グレイはよく「アリーmyラブ」のアリー・マクビールと比較されていたりする。いまんとこ面白いから私は文句は言わない。12月5日付の「SNL」は、大根役者デイン・クックがホストを担当した回で、史上最も笑えなかった「SNL」だそうだ。「カテゴリー7」には私はまったく異議はない。



さて、以下は私の選ぶベスト&ワースト。

BEST



・  ロスト

      あれだけの尋常じゃない話を第2シーズンも持続させている。


・  レスキュー・ミー

      こちらは第2シーズンがさらに面白くなった。


・  グレイズ・アナトミー/ハウス

       新しい医療ドラマの台頭。


・  ザ・クローザー

      キラ・セジウィックと主人公のキャラクターがぴたりとはまった。


・  プリズン・ブレイク

      ついつい展開が気になる。


・  ノー・ディレクション・ホーム: ボブ・ディラン

      古くて新しい。


・ ザ・カムバック

      リサ・クドロウ主演のコメディ。そんなに笑えないができはいい。

WORST



・「ダンシング・ウィズ・スターズ (Dancing with Stars)」(ABC) のプレイオフ

      できレースならできレースでいいから自己満足でよけいなエピソードを付け加えるな。


・  フーズ・ユア・ダディ (Who’s Your Daddy?) FOX

      悪い方のFOXリアリティの代表。実は恥知らずにも姉妹編の「フーズ・ユア・マミー」もひっそりとFOXリアリティ・チャンネルで放送されている。


・  ブリトニー&ケヴィン: ケイオティック (UPN)

      貴重な時間を費やしてプロモーション・ヴィデオを見させられた気分。


・ カテゴリー7

      ほとんど頭が真っ白になる展開。



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