ベルサウス・クラシック

2005年3月31日-4月4日   ★★★1/2

ジョージア州ドゥルース、TPCアット・シュガーローフ

またまた雨に祟られたツアー、しかも今回は土曜を終わってもまだ1ラウンドすら終わっていないというこれまでで最悪の展開。実際、昨今のアメリカは雨が多く、フロリダから遠く離れたニューヨークでも雨が止まず、各地で浸水騒ぎになっている。私も土曜にかなり強い雨風の中を久し振りに車を駆ってニュージャージーのミツワまで買い物に出かけたのだが、イースト・リヴァーもハドソン・リヴァーもこれまでかつてないほど水位が上がっており、濁流が川沿いを走る道にはい上がってきそうで、かなり怖かった。こんだけ雨が降ると、さすがにゴルフどころじゃないという気がする。


一応日曜からは晴れるということで、結局勝負の方は早々と54ホール・イヴェントで月曜フィニッシュが決定する。第2ラウンドが終わったのが月曜朝で、その段階でトップは6アンダーのスコット・マッカロン。5アンダーでホゼ・マリア・オラハボル、ビリー・メイフェア、フィル・ミッケルソンが続く。マッカロンとミッケルソンは過去のこのトーナメントの覇者でもあり、コースと相性がよさそうだ。さらにミッケルソンは第1ラウンド2オーヴァー74を叩いておきながら、第2ラウンド7アンダー65でいきなり首位絡み。この起伏の激しさもミッケルソンらしい。


第3ラウンドではしかし上位陣がスコアを伸ばせず、第1ラウンドで5オーヴァー77を叩いておきながら、第3ラウンドで8アンダー64というミッケルソンを凌ぐ起伏の激しさでいち早く8アンダーでコース・アウトした、インディアンでアジア・ツアー専門のアージュン・アトヴァルが首位に立つ。その後ブラント・ジョビ、リッチ・ビームも8アンダーでレギュレイションを終える。フランク・リックライター、ルーカス・グローヴァーは8アンダーどころか勝つチャンスがあったが、共に最終18番パー5でボールを池に落とし消える。


調子がよくなさそうだった上位陣もバック・ナインに入って盛り返し、18番のティに立った時点で、オラハボル8アンダー、ミッケルソン7アンダーと、共に優勝射程距離。ティ・ショットがフェアウェイをキープさえすれば、2オン狙いでバーディをとれるチャンスは高い。ミッケルソンはオラハボルをとらえるつもりなら当然イーグルを狙ってくるだろう。そのミッケルソンの第2打は見事に2オン。イーグル・パットは外すも、一方のオラハボルが5フィートのバーディ・パットをひっかけて外したことで、結局アトヴァル、ジョビ、ビーム、オラハボル、ミッケルソンの5人が8アンダーで並び、プレイオフとなった。


18番での最初のプレイオフ・ホールは、まずアトヴァルとジョビがボールを池に落として脱落。オラハボルはまたもや5フィートのバーディ・パットを外して2度目のチャンスも逃す。続く17番パー4ではビーム、オラハボル、ミッケルソン共にパーで、勝負はまた18番へ。そこでオラハボルはティ・ショットを深いラフの中に打ち込んで刻んでいかざるを得なくなり、その上連続してボールを池に落とし、ついに脱落する。


ビーンとミッケルソンの一騎打ちになった17番のプレイオフ第4ホールは、ミッケルソンが完璧なティ・ショットを放つも、ビームは引っかけてフェアウェイ左バンカーへ。ビームの第2打はグリーン右に外すも絶妙の寄せを見せてパー圏内。一方、第2打を20フィートにつけたミッケルソンは、このバーディ・パットを見事に沈め、ビームをうっちゃった。いつ誰がどこで勝ってもおかしくなかったが、結局はミッケルソンの貫録勝ちか。特にオラハボルはこれを入れれば勝ちの5フィートのパットが2度もあったのに2度とも外してしまった。ミッケルソンはこれで今季3勝目。3日後から始まるマスターズ連覇を胸中に描いているのは間違いあるまい。





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