バトル・アット・ザ・ブリッジス

2003年7月28日   ★★★

カリフォルニア州ランチョ・サンタ・フェ、ブリッジス・アット・ランチョ・サンタ・フェ

ABC主催のタイガー・ウッズを中心とするプライムタイムのエキシビジョン・ゴルフも早くも5回目を数え、今回は新しいコースのブリッジス・アット・ランチョ・サンタ・フェが開催コースに選ばれた。今回はウッズとアーニー・エルス、セルジオ・ガルシアとフィル・ミッケルソンがペアを組むフォー・ボールでのペア・マッチで、昨年のシニア、一昨年のLPGAと、一対一ではなくフォーサムでのプレイが続く。やはりその方が華やかになってゲームが面白くなるからだろう。特にこれで3回目の出場となるガルシアは、このエキシビジョンのレギュラーになってしまった感がある。にこにことフレンドリーな感じでプレイするガルシアは、こういうエキシビジョンにうってつけの存在だ。


勝負の方は、いきなり1番で1アップとなったガルシア/ミッケルソンがリードを広げ、6番パー4で一時は3アップとなったのをウッズ/エルスが追いかけるという展開。8番パー3でウッズ/エルスが1ダウンまで持ち直した後は、どちらも譲らず16番パー5までずっとガルシア/ミッケルソン1アップのまま続く。今回は予想したよりスロウ・プレイとなったようで、16番をプレイしている途中、完全に日は暮れてほとんど真っ暗になってしまった。ライト・アップは16番ではグリーン上しかしておらず、 ウッズは第2打を打った後、「No idea」と、打った本人ですらボールがどこへ行ったかわからない。ライト・アップされたグリーンそばのバンカーにつかまって、初めてボールがどこに落ちたかわかるという按配。


その16番でガルシアはイーグル・パットを決め、ここでガルシア/ミッケルソン2アップとなってドーミーを迎える。短めのパー4の17番ではウッズ/エルスがバーディを奪うことができず、二人が共にバーディ・パットを外した時点で勝負は決した。ガルシアは既にバーディ・チップを外していたが、ウッズ/エルスは15フィートにつけていたミッケルソンのバーディ・パットを待たずにコンシードしたため、正式スコアはガルシア/ミッケルソンの3&1となって決着がついた。ところで今日、ボブ・ホープ・クラシックのトーナメント・ホストであるボブ・ホープが亡くなった。一世紀を生きて、まあ大往生と言えるだろうが、来年からのボブ・ホープ・クラシックのトーナメント・タイトルは生き続けるのだろうか。合掌。







< previous                                    HOME

 
 
inserted by FC2 system