なんでこの中継を見たのか自分でもよくわからない。いくらタイガー・ウッズがセルジオ・ガルシアを迎え撃つマッチ・プレイ・ゴルフといえども、たかがエキシビションじゃないか。昨日の、またもや劇的な勝ち方をしたウッズの名残りをまた見てみたいというのも確かにあったかも知れないが、しかし、やっぱりたかがお遊びじゃないか。私は何でこんな勝負を見てるんだ。
それもこれも今日から始まったテニスの全米オープンで、中継していたアガシ対キムの試合が大味で途中で見る気がしなくなったからこういうことになる。そういえば今日、またウッズのゴルフがあったな、とチャンネルを変えてみたら、おお、やってるやってる。ちょうど14ホール目でオール・スクエア。ニューヨークではもう夜の10時だが、カリフォルニアではまだ陽が沈みきっていない。ウッズがまたまたシルエット姿になってボールをひっぱたいている。ガルシアも好調でフリンジからのパットを決める。と、後はずるずると最後まで見てしまった。15番からはティ、フェアウェイ、グリーンがライト・アップされていて、それはそれでまた幻想的で印象的なシーンを演出する。
ウッズは暑いカリフォルニアで寒い寒いと呟きながらのゴルフで、歩くのすらしんどそう。ベストの体調でないのはありありだが、それでも要所要所を決めるのは流石。しかし、それ以上に全米プロやNEC招待では全然見る影もなかったガルシアが、何故だか今日は好調。私が見ていなかった最初の方はあまりよくなかったようだが、バック9のできはウッズを上回っていたようだ。16番パー3のバーディで1アップとなったリードを最後まで守りきり、ウッズを下した。いや、もう、ウッズ、あんたちょっと休んだ方がいいよ。足取りふらふらじゃん。プレジデンツ・カップでまた会いましょう。