バークレイズ・クラシック

2005年6月23-26日   ★★★

ニューヨーク州ハリソン、ウエストチェスター・カントリー・クラブ

ツアーの代表的スポンサーのビュイックが降りて、今年はバークレイズがスポンサーとなったバークレイズ・クラシック、初日から3日目までジム・フューリックが首位に立つ。初日、2日目は単独トップだったが、3日目終了時点では9アンダーでパドレイグ・ハリントンと首位を分け合う。2打差7アンダーには、久方振りに首位に絡むブラッド・ファクソンとブライアン・ゲイがつける。


最終日はフロント・ナインまではフューリックが安定、最初ボギーがかさんだものの後半盛り返したハリントンとフューリックの二人に優勝は絞られる。とはいえ一時はフューリック10アンダー、ハリントン7アンダーと3打差がつき、他のゴルファーも伸びてこないため、これはこのままフューリックが逃げ切るかと思われた。一昨年の全米のように、安定している時のフューリックってまったく崩れる素振りを見せないからな。と思う一方で、今年のワコヴィアのように、最後の最後で崩れたのもあるからな。うーむ、今回はどっちだ。


と思っていたら、フューリックは今回も16番パー3、17番パー4を連続ボギー。いきなりハリントンと共に8アンダーとなってまた二人は並ぶ。そして迎えた18番パー5では、ハリントンがいきなり50フィートのイーグル・パットを沈めてしまい、フリンジから15フィートのバーディ・パットを残していたフューリックのパットを待たずに勝負を決めた。その後フューリックはそのパットを沈めたが、焼け石に水。ハリントンがこの日1アンダー70の通算10アンダー、フューリックがイーヴン・パー71の通算9アンダーで勝負は決した。5アンダー3位にはケニー・ペリー、ファクソン、ゲイが、4アンダー6位にはディーン・ウィルソンが入った。


ハリントンは去年このコースでプレイオフまで行って勝つチャンスがあったのを逃していたから、今回の優勝は嬉しかろう。しかもツアー初優勝となった今年のホンダ・クラシックでは、シングのミスでおこぼれ優勝といった感じが強かったから、自力で優勝をもぎとった今回の方が嬉しいに違いない。実際に喜びいっぱいという感じだった。一方、フューリックの方はワコヴィアに次いで嬉しくない負け方で、特に残り3ホールで2打リードしてて負けた今回の方がきついだろうなあ。





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