3日目に6アンダー66で回り、11アンダーで首位に立ったのはタイガー・ウッズ。9アンダー2位にはリッキー・ファウラー、ジャスティン・ローズ、ジョン・ハーの3人、8アンダーにビル・ハーズ、ソービョーン・オルセン、ゴンザロ・フェズ-カスターノ、ジミー・ウォーカー、ケン・デュークの5人が続く。ウッズがこのコースと相性がいいのは今に始まったことではないが、相性のいいコースでちゃんと成績を残し始めると、自分のゴルフを取り戻してきているんだなと思う。 

 

最終日はウッズとファウラーの最終パーティが2ホール終わった所でいきなり天候が悪化、暴風雨となってそのまま順延となった。荒れる時はとことん荒れるのが今季の悪天候の典型だ。 

 

月曜は最初ファウラーがもたついたため、ウッズがやすやすと逃げ切るかに見えたが、ファウラーも中盤ロング・パットを続け様に決めてウッズの独走を許さな い。しかし16番パー5でファウラーは第2打を池に落とし、ドロップしての80ヤードの第4打を再びダフって池ポチャ、トリプル・ボギー8を叩いて沈んだ。 

 

ウッズはこのホールをバーディで再び14アンダー。18番パー4ではティ・ショットをプッシュして林に入れボギーだったが、この日2アンダー70、通算13アンダーで、11アンダー2位のローズに2打差つけ、危なげなく勝った。8アンダー3位にはマーク・ウィルソン、キーガン・ブラッドリー、カスターノ、ファウラーの4人が入った。ウッズはこれでツアー77勝目。同一トーナメント8勝というのもサム・スニードの記録に並び、世界ランキングも2年ぶりにナンバー1に返り咲いた。