アーノルド・パーマー・インヴィテイショナル   ★★★

2010年3月25日-3月29日

フロリダ州オーランド、ベイ・ヒル・クラブ・アンド・ロッジ

昨年、一昨年と劇的な優勝で、それ以前の優勝も合わせ、このトーナメントの顔となっていたタイガー・ウッズがいない。とはいえウッズは再来週のマスターズからついに復帰するそうで、早すぎる復帰と見るか、それとも彼はゴルファーであるわけだから、私生活は関係ない、むしろこれまで謹慎したり謝っていたりすることこそ不思議という意見をとるか、意見の分かれるところだ。いずれにしても、今回のマスターズがかつてないほどの注目を浴びるのだけは間違いあるまい。


さて今回のアーノルド・パーマー、3日目を終わって10アンダーで首位は、CAにも勝ったばかりのアーニー・エルス。近年あまり成績を残せていなかったが、完全復活か。9アンダー2位はベン・カーティス、7アンダー3位にクリス・カウチ、6アンダー4位にエドアルド・モリナリとケヴィン・ナーがいる。


最終日は9番パー4で、ティ・ショットをラフに打ち込んだエルスが、第2打はボールをグリーン手前に持っていくだけ、しかし40ヤードの第3打を直接カップ・インさせるなど、ツキも力もあるという感じ、一時後続に5打差つけ、これならまず負けまいと思わせといて、しかし13番パー4で第2打を池ぽちゃダブル・ボギー、14番パー3でもティ・ショットがバンカーに捕まりボギー等、それから徐々にボギーが嵩み、結局14番を終わった時点で11アンダー。9アンダーで2位につけているケヴィン・ナーとの差が2打に縮まったところで、雷雲が近づいてきたため翌日順延となった。


月曜日、ナーは16番パー5でバーディで10アンダーとエルスに1打差、17番パー3でもあわやというバーディ・パットがあったが、これを外す。一方エルスは17番でティ・ショットをバンカーに目玉で打ち込むが、エクスプロージョン・ショットでカップまで5フィート、そして慎重にそれを沈める。


ナーは18番パー4でティ・ショットを右ラフに入れてしまったため池越えでグリーンを狙えず、刻んでいき、10フィートのパー・パットをこれまたぎりぎりで外し、ボギー。入ったと思ったんだが。2打のクッションという余裕のできたエルスはこのホール、2オン2パットのセオリー通りで上がり、11アンダーで優勝。9アンダーにはナーとモリナリ、8アンダーにレティーフ・グーセンとカウチ、7アンダー6位にカーティスが入った。








 
 
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