アクセンチュア・マッチ・プレイ・チャンピオンシップ   ★★1/2

2013年2月20日-2月24日、アリゾナ州マラナ

ザ・ゴルフ・クラブ・アット・ダヴ・マウンテン

今季、既に悪天候に何度も悩まされているツアー、今回のマッチ・プレイは初日に開催地のアリゾナでなんと4インチの雪が降り順延、あの辺は一日の寒暖差が激しく、夜冷え込むのは事実だが、しかし雪か。グリーンが積もり始めた雪で真っ白の中をプレイするというのは、確か以前タイガー・ウッズ主宰のワールド・チャレンジかなんかで、フィル・ミッケルソンがグリーン上でウエッジを使ってパットならぬチップで見事にバーディを奪ったのを見たことがある。 

 

木曜の1回戦で印象に残ったのは、最初4アップでリードしていながら追いつかれ、あわや逆転負けかと思えたところをセルジオ・ガルシアが20ホールでやっと勝ったガルシア vs ソングチャイ・ジェイディ戦、18ホールでアーニー・エルスがボギーでフレデレク・ヤコブソンに1ダウンでやぶれたマッチ等。ワールド・ランキングNo.1のロリ・マキロイはシェイン・ロウリーに1ダウン、No.2のタイガー・ウッズはチャールズ・ハウエル3世に2&1で共に敗れる。マッチ・プレイではちょっとでも調子悪いとすぐにサヨナラだ。 

 

結局週末の準々決勝まで駒を進めたのは、グレム・マクドウェル、ジェイソン・デイ、ロバート・ギャリガス、マット・クッチャー、ウェブ・シンプソン、ハンター・メイハン、スティーヴ・ストリッカー、イアン・ポールターの8人。メイハン、ストリッカー、ポールターはマッチ・プレイでそこそこの成績を残しているし、一応こうやって見ると残るべくゴルファーが残ったというところか。 

 

準々決勝ではデイがマクドウェルを下し、メイハンがシンプソンを、クッチャーがギャリガスを、ポールターがストリッカーをそれぞれ下す。日曜は午前中に準決勝、午後に3位決定戦と決勝が行われる。ゴルファーはほとんど日の出と共に、というか暗いうちから練習を始めている。 

 

準決勝はクッチャーがデイを、メイハンがポールターを共に4&3で下す。午後の3位決定戦はデイがポールターを1アップで下す。クッチャー vs メイハンの決勝は、最初クッチャーがメイハンを4アップでリードするが、メイハンが1ダウンまで挽回する。しかし17番パー4でメイハンは第2打のサンド・ショットを右に曲げブッシュの中へ。一方のクッチャーもバンカーからの第2打だったがきちりとグリーンに乗せてカップまで4フィート。メイハンの第3打は数ヤード進んだけで、まだ砂場からの第4打をカップまで5フィートに寄せてコンシード、クッチャーが2アップで優勝した。 

 

ところでクッチャーに負けたメイハンに負けたシンプソンに負けたフデズ-カスタノに負けたハウエルに負けたウッズは、今回のマッチ・プレイのウィーケスト・リンク、つまり一番弱いゴルファーということになってしまう。うーん。









 
 
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