アクセンチュア・マッチ・プレイ・チャンピオンシップ   ★★1/2

2011年2月23日-2月27日、アリゾナ州ダヴ・マウンテン

ザ・リッツ-カールトン・ゴルフ・クラブ

1回戦でタイガー・ウッズがトマス・ビヨーン相手に19ホールで破れる。果たしてウッズは復活できるのか。いずれにしてもそれでいきなり見る気をなくす。


そのため週末まではもういいやと思って土曜の準々決勝からまともに見始めたのだが、そのうちのバッバ・ワトソン vs J. B. ホームズ戦が、10ホールを終わってホームズの5アップからワトソンが巻き返し、18ホールでついにオール・スクエアと追いつき、19ホールでうっちゃる大逆転劇を見せる。ホームズは後の方では何をやっても裏目という感じでいたずらに時間稼ぎをしていたという感じだったが、マッチ・プレイではそれも戦略のうち、ルールで許されるなら当然そういう戦い方もある。それで自分のリズムを崩さず勝ったワトソンを誉めるべきだろう。いずれにしても、うーむ、やっぱりマッチ・プレイって面白いと思い直す。これでウッズがいたら。


午後の準決勝に駒を進めたのはルーク・ドナルド、マット・クッチャー、マーティン・カイマー、ワトソンの4人。カイマーと戦うワトソンというのは、これは昨年のPGAチャンピオンシップの再現ではないか。しかもどちらも譲らない接戦で、飛ばし屋ワトソンが、実は小技もうまいことがよくわかる。PGAの雪辱を期したいワトソンだったが、しかし結局昨年同様、カイマーが1アップで勝った。ドナルド vs クッチャー戦は、絶好調のドナルドがクッチャーを寄せつけず、6&5という大差で下す。


今年から36ホールから18ホールに短縮された日曜の決勝は、ドナルドが5ホールで3アップとリードするもカイマーもすぐ巻き返しに転じ、フロント・ナインを終わってオール・スクエア。しかしドナルドはまたそこからリードし始め、結局3&2で危なげなくカイマーを下した。3位決定戦のクッチャー vs ワトソン戦は、クッチャーがワトソンを2&1で下した。同日程のメキシコのマヤコバ・ゴルフ・クラシックはジョンソン・ワグナーとスペンサー・レヴィンのプレイオフとなり、ワグナーが勝った。








 
 
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