アクセンチュア・マッチ・プレイ・チャンピオンシップ

2007年2月21日-2月25日   ★★★

アリゾナ州マラナ、ギャラリー・ゴルフ・クラブ

初日、前回準優勝のデイヴィス・ラヴ3世、アーニー・エルス、アダム・スコットらが破れ、2日目はフィル・ミッケルソン、ジム・フューリック、ヴィージェイ・シング、パドレイグ・ハリントン、レティーフ・グーセンらが姿を消す。しかし、前半戦で最も意外かつ面白く手に汗握ったのは、やはりタイガー・ウッズがニック・オハーンに20ホールで破れた3回戦だろう。ウッズは前半で4ダウン、もしかしてダメかと思わせとところから追い上げ、18番でバーディを奪って追いつき、よしこれで、と思わせといて20ホール目で3フィートのパー・パットを外した。面白いっちゃあ面白い、いかにもマッチ・プレイの醍醐味を詰め込んだマッチだった。ウッズは2年前にもそのオハーンに2回戦で敗れているのだが、その雪辱はならなかった。

さて、おかげで週末まで駒を進めたゴルファーは、オハーン、ヘンリク・ステンソン、トレヴァー・イメルマン、ジャスティン・ローズ、チャド・キャンベル、スティーヴン・エイムズ、ジオフ・オグルヴィ、ポール・ケイシーの8人。世界ランキング一桁はなんとか8位のステンソンが一人だけ顔を出すだけという顔ぶれとなった。その準々決勝では、イメルマンがローズを、オグルヴィがケイシーを共に5&4という大差で下し、一方ステンソンはオハーンを、キャンベルがエイムスを共に1アップという接戦で下す。午後の準決勝はステンソンがイメルマンを、オグルヴィがキャンベルを共に3&2で下す。その結果、マッチ・プレイ始まって以来、初めて決勝にアメリカ人ゴルファーが進出しないということになった。

決勝は最初の2ホールをステンソンがとり、続く4ホールをオグルヴィがとる。その後またステンソンが挽回して、午前の18ホールを終えた段階でステンソンが2アップ。午後の18ホールは、またオグルヴィが逆転して2アップとするも、またもやステンソンが逆転して2アップ、ドーミーとなった35ホール目パー5を二人ともバーディで上がり、2&1でステンソンがオグルヴィを下した。コンソレーション・マッチはイメルマンがキャンベルを4&2で下した。ステンソンは優勝インタヴュウで、喜ぶには疲れすぎていると答えていたが、いかにもそんな感じだった。



 
 
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