AT&Tペブル・ビーチ・ナショナル・プロ-アマ   ★★1/2

2011年2月10日-2月13日、カリフォルニア州ペブル・ビーチ

スパイグラス・ヒルGC、モンテリー・ペニンシュラCC、ペブル・ビーチGL

3日目を終わって12アンダーで首位はスティーヴ・マリノ。11アンダーにジミー・ウォーカーとブライス・モールダー、10アンダー、D. A. ポインツ、9アンダー、アレックス・チェッカ、トム・ジリスと続く。リーダーボードを見渡してもタイガー・ウッズの名がなく、上位絡みどころかまさか予選落ちかよと思ったら、予選落ちの中にもいない。もしやと思ってEPGAを見てみたら、同日程で開催中のドバイ・デザート・クラシックに出ていた。


ドバイとペブル・ビーチ、どちらをとるかでドバイをとったか。その両方で記憶に残る劇的な勝負を演出しているが、まあドバイは勝っても負けても多額のアピアランス・フィーを支払ってくれそうではある。そのドバイでは首位に1打差の7アンダー4位で、3人並ぶ8アンダー1位の一人はロリ・マキロイと、こちらも面白そうだ。その一方でペブル・ビーチにはEPGAのパドレイグ・ハリントンも出ている。いずれにしてもこれは両方見るっきゃないか。


しかしドバイでは最終日ウッズはまったく調子が出ず、オーヴァー・パー・プレイ。結局スペインのアルヴァロ・クイロスが11アンダーで勝ち、アンダース・ハンセン、ジェイムズ・キングストンが1打差10アンダーで続いた。ウッズはこの日3オーヴァー75の、通算4アンダー20位タイに終わった。


ペブル・ビーチの方は逃げるマリノに最終日好調のハンター・メイハンが肉薄する。しかしすべてをひっくり返したのは、14番パー5で100ヤードの第3打を直接カップ・インさせるイーグルでいきなりトップに躍り出たポインツ。ポインツは続く15番パー4でも非常に難しい大きく左回りの円弧を描いたバーディを沈め、一人15アンダー。そのまま逃げ切った。2位が13アンダーのメイハン、11アンダー3位がジリス、10アンダー4位にスペンサー・レヴィンと、18番パー5で第2打を海に落としてトリプル・ボギー8を叩いたマリノが入った。


因みにプロ-アマのペブル・ビーチはポインツは常連ビル・マーレイと組んでおり、こちらも優勝。しかもマーレイはウッズがペブル・ビーチで優勝した回数よりも多く優勝していると、CBSの深夜トーク「レイト・ショウ (Late Show)」ホストのデイヴィッド・レターマンがわざわざ番組内で述べていた。


また、ウッズはトーナメント後、最終日プレイ中に12番グリーン上でパー・パットを外した後つばを吐いたのを見咎められ、罰金を食らってしまった。罰金の額は明らかにされていないが、400ドルから16,000ドルの間と、かなり幅があった。素直に謝っていたが、ウッズが上昇気流に乗るまではまだ時間を要するようだ。








 
 
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