AT&Tペブル・ビーチ・ナショナル・プロ-アマ

2005年2月10-13日   ★★1/2

カリフォルニア州ペブル・ビーチ、スパイグラス・ヒルGC、ポピー・ヒルズGC、ペブル・ビーチGL

昨週優勝のフィル・ミッケルソンが、初日、スパイグラス・ヒルでいきなりコース・レコードの62、10アンダーで首位に立つ。ミッケルソンはその後も2日目ポピー・ヒルズで5アンダー67、3日目ペブル・ビーチ5アンダー67と、一人20アンダーに達する54ホールのレコードで、13アンダーで2位にいるグレッグ・オーウェンに7打差、その下11アンダーのティム・クラーク、ポール・ゴイドス、ケヴィン・サザーランド、ホゼ・マリア・オラハボル、アンドリュウ・マギーの5人に9打差をつけ、ほとんど一人で勝負を決めてしまった。昨年はヴィージェイ・シングの年だったが、この分だと今年はミッケルソンの年になるか。因みにそのシングは久方振りの予選落ち。よけい今年はミッケルソンの年になるような気にさせる。


ミッケルソンは最終日はパットが決まらず苦しむが、それでもそれまでの貯金が効いて、この日1オーヴァー73、通算19アンダーで余裕の勝利。マイク・ウィアーが一時4打差まで詰め寄ったが、あとわずかで逃したバーディ・パットが多すぎ、シリアスにミッケルソンを脅かすまでには至らなかった。結局ウィアーはこの日5アンダー67で通算15アンダーで単独2位、3位には13アンダーでオーウェン、12アンダー4位にはクラークとゴイドスが入った。


ところでペブル・ビーチと相前後して、南アフリカで行われた女子の第1回ワールド・カップも見た。日本の宮里藍と北田瑠衣がペアで出場、通算3アンダーで見事優勝した。この大会、一昨年にプレジデンツ・カップが行われたファンコート・ホテル・アンド・カントリー・クラブ・エステイトで開かれたわけだが、その時はそれほど感じなかったのに、今回、特に最終日やたらと大叩きするゴルファーが続出するのを見て、そんなに難しいコースだったっけと不思議に思ってしまった。そりゃあプレイしている方は大真面目にやっているわけだが、やっぱりなあ、プロのスポーツなんだから、我慢較べならまだしも、大叩き勝負でより少なく叩いた方が勝つゴルフってのを見ても面白くない。ミシェル・ウィーがプロ・デビューしない限り、少なくともアメリカで女子ゴルフの活性化を望むのは無理だろうなあと思うのであった。




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