AT&Tペブル・ビーチ・ナショナル・プロ-アマ

2004年2月5-8日   ★★1/2

カリフォルニア州ペブル・ビーチ、スパイグラス・ヒルGC、ポピー・ヒルズGC、ペブル・ビーチGL

3日目を終わって首位は13アンダーのヴィージェイ・シングとアーロン・オーバーホルザー。シングはこのところ、出場するすべてで首位に絡むか、少なくとも10位以内にいる。3打差で続くのはルーク・ドナルドとフィル・プライス。復活したフィル・ミッケルソンは一時首位に立つもののやはり崩れ、9アンダー5位タイまで後退する。しかし、それでも首位に絡むところがミッケルソンらしいと言えばらしい。


3日目まではプロ-アマで、自チャンネルのTV番組スターを映すのに余念のないCBSの中継はうざったく、近年、私は録画しといて、どうでもいいアマの部分は最初から飛ばして見ている。おかげで3時間の中継なのに、再生するとほとんど見る部分がなく、30分で見終わってしまった。画面に映るプロがシングとミッケルソンだけだからな。本気でCBSボイコット運動でも起こしたくなってしまう。


さて、最終日は着実にスコアを伸ばすシングを誰も追えない。オーバーホルザーは8番パー4で第2打をほとんど崖下に打ち込むミス・ショットで、打ち直しのダブル・ボギーから最後まで立ち直れず、ミッケルソンも首位には絡めなかった。プライスとドナルドもずるずると後退し、ヴェテランのジェフ・マガートが頑張っていたが、それも16番パー4で4パットのダブル・ボギーで自らチャンスを潰す。結局シングがこの日3アンダー69、通算16アンダーで優勝、これで今季初優勝と共に、10位内に入る連続記録を12に伸ばした。マガートが13アンダーで2位、ミッケルソン12アンダー3位、9アンダー4位には、オーバーホルザー、マイク・ウィアー、K. J. チョイの3人が入った。プライスとドナルドは二人とも最終日77と崩れ、通算5アンダー、17位タイまで後退した。


ここでまたCBSの悪口を言わせてもらうと、一応誰もシングに追いつくのは無理だろうなとは思っていても、17番パー3でティ・ショットをバンカーに打ち込んだシングが、第2打もグリーンを大きくオーヴァーして別のバンカーへ入れ、ボギー以上、もしかしたらダブル、いや、トリプルになって勝負はわからないかもと思わせた時、18番パー5をプレイ中のミッケルソンの第3打を、CBSは自チャンネルの宣伝に忙しくて画面にとらえ損ねた。ここでシングが大叩きなら、ミッケルソンのこのショットが勝負を決めるポイントになったかもしれないというのに。本当におまえたちはいったい何やってんだ。ああ、CBS、もう、腹が立つ。







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