3日目終了時点で首位は13アンダーで首位はチャールズ・ハウエル3世。1打差12アンダーにケニー・ペリー、11アンダーにデイヴィッド・トムス、ライアン・パーマー、ジョナサン・バード、10アンダー5位に今田竜二とヒース・スローカムが続く。


最終日はフロント・ナインで激しく上位陣の顔ぶれが動いた後、その日これまで8アンダーと好調で首位に立ったパーカー・マクラクランが14番パー4でボギーを叩き、一方後続パーティの今田とパーマーがともに13番パー4をバーディで上がったことから、二人が14アンダーで首位に立つ。パーマーはしかし続く14番でダブル・ボギーを叩き、今田が初めて単独首位。しかしカミーロ・ヴィジェイガスが18番パー5でバーディを奪って14アンダーとなり今田に追いつき、最終パーティのペリーが13番、15番、16番と続けてバーディを奪ったことで15アンダーとなって単独首位に返り咲く。


バーディが必須の今田は、18番できちりとバーディをとって15アンダーとなってペリーに並ぶ。ペリーは18番を安全策をとって刻んでいき、バーディ・パットをわずかに右に外して、勝負は今田とペリーのプレイオフとなった。今田は昨年から2年連続のプレイオフだ。


18番でのプレイオフは、2オンを狙ったペリーのボールが大きく右にそれ木を直撃、跳ね返ったボールはグリーンに転がって思わぬツキを拾ったかと思ったのも束の間、勢いのついたボールはフラッグのそばをかすめてそのまま無情にも池まで転がり落ちた。これを見た今田は右ラフにいたこともあり、レイ・アップして刻んでいく。後がないペリーのドロップ後の第4打はグリーンに落ちた後バック・スピンがかかってあわやカップ・インするかと思われる絶妙なものだったが、結局カップを通り過ぎてカップ下10フィートで止まる。ペリーはそのパー・パットを外し、一方、今田は20フィートから2パットのパーで上がり、ツアー初優勝を手にした。


ヴィジェイガスが14アンダーで3位、13アンダー4位にはバード、12アンダー5位にマクラクラン、ジェイムズ・ドリスコル、ジャスティン・ボリの3人が入った。つい数年前までは青木功、丸山茂樹に続く日本人3人目のツアー優勝者は田中秀道になるものだとばかり思っていたが、今田だったか。しかし昨年といい今年といい、今田はシュガーローフと本当に相性がいいようだ。







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AT&T クラシック

2008年5月15日-5月18日   ★★★1/2

ジョージア州ドゥルース、TPCシュガーローフ

 
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