84ランバー・クラシック

2004年9月23-26日   ★★

ペンシルヴァニア州ファーミントン、ネマコリン・ウッドランズ・リゾート&スパ

初日8アンダー64で首位に立ったのは誰あろうヴィージェイ・シングで、その時点で興味は既にこのトーナメントに勝って、タイガー・ウッズが持つ年間賞金記録を塗り替えることができるかどうかのみに絞られる。シングは3日目にイーヴン・パー72でスコアを伸ばせなかったが、それでも首位を維持、最終日も怒濤のバーディ・ラッシュを見せたスチュワート・シンクに詰め寄られる一幕もあったが、結局それまでの貯金が利いて、この日3アンダー69、通算15アンダーで、14アンダーまで迫ったシンクに1打差をつけて勝った。12アンダー3位には、ジョナサン・バード、ザック・ジョンソン、パット・ペレスら4人が入った。


これでシングは賞金記録を書き換えただけでなく、2週前のカナディアン・オープンに続き、今季ツアー8勝目。本当に負けない。シング一人だけがこんなに強くていいのかというくらい強い。ウッズ以外にこういう成績を残せるゴルファーが出現するとは夢にも思わなかった。贅沢を言えば、もうちょっと劇的な勝負を演出するとかして勝負をエキサイティングなものにしてもらえると、見る方も力が入るんだがなあと思うんだが、こうやって淡々と勝ち続けるところが、名実共に世界ナンバー・ワンという感じも確かにしないでもないとも思うのだった。







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