2000年9月10日に発表のあった第52回プライムタイム・エミー賞受賞番組と、私の予想成績と反省。



コメディ・シリーズ


私の予想: 「ウィル&グレイス (Will & Grace)」

とったのは: 「ウィル&グレイス」


的中。シットコムはそれほど見ているわけじゃないから特に自信があったわけじゃないんだけど。



ドラマ・シリーズ


私の予想: 「ソプラノス (The Sopranos)」

とったのは: 「ウエスト・ウィング (The West Wing)」


うーん、こう来たか。「ソプラノス」は主演のジェイムス・ガンドルフィーニの方はとったんだが、今回下馬評の高かった「ソプラノス」と「ウエスト・ウィング」の一騎打ちは、「ウエスト・ウィング」がその他の主要部門を抑えてしまった。



ミニシリーズ


私の予想:「ジーザス (Jesus)」

とったのは:「コーナー (The Corner)」


これはまったく意外。エミーのアカデミー会員は保守的なくせに、変なところでバランスをとろうと革新的なところを見せる。別に文句はありません。



TV映画(Television Movie)


私の予想:「アニー (Annie)」

とったのは:「チューズデイ・ウィズ・モリー (Tuesday with Morrie)」


見てなかったから、もしかしたら「モリー」が来ることもあるかもくらいしか言えなかったが、本当に「モリー」がとってしまった。オフラ・ウィンフリー侮るべからず。



コメディ・シリーズ主演男優


私の予想: マイケル・J・フォックス「スピン・シティ (Spin city)」

とったのは: マイケル・J・フォックス


別に予想するまでもない。他のノミニーも最初からフォックスがとるのがわかっていたから、何も期待しておらず、ずっとさばさばした表情だった。



ドラマ・シリーズ主演男優


私の予想: ジェイムス・ガンドルフィーニ 「ソプラノス」

とったのは: ジェイムス・ガンドルフィーニ


ガンドルフィーニは昨年の借りを返したなといった感じ。「ウエスト・ウィング」のマーティン・シーンは、ま、来年がある。



ミニシリーズ/TV映画主演男優


私の予想: ジャック・レモン 「チューズデイ・ウィズ・モリー (Tuesday with Morrie)」

とったのは: ジャック・レモン


ノミネートされた5本のうち4本を見てすべて今一つと思ったので、残った未見のレモンを推したのだが、見事的中。こういうこともある。



コメディ・シリーズ主演女優


私の予想: デブラ・メッシング 「ウィル&グレイス」

とったのは: パトリシア・ヒートン「エヴリバディ・ラヴス・レイモンド (Everybody Loves Raymond)」


うーん、ヒートンが来たか。「レイモンド」は面白いことは面白いのだがちょっとギャグがオジン臭いところがあるので、私はそれほど見てなかった。でもヒートンと聞けば、それはそれで納得ではある。



ドラマ・シリーズ主演女優


私の予想: ジュリアナ・マルグリース 「ER」

とったのは: セーラ・ワード 「ワンス・アンド・アゲイン (Once and Again)」


今回のエミーのうち、私が最も意外に思ったものの一つ。元々評価は高かったのだが、地味な番組なだけに私は無理だろうと思っていた。アカデミーは変なところでちゃんと見てるんだなあ。



ミニシリーズ/TV映画主演女優


私の予想: ハル・ベリー「イントロデューシング・ドロシー・ダンドリッジ (Introducing Dorothy Dandridge)」

とったのは: ハル・ベリー


それほど自信があったわけではないのだが、当たり。ベリーを予想しといて何だが、別にジュディ・デイヴィスかサリー・フィールドがとっても文句はなかったのだが。



コメディ・シリーズ助演男優


私の予想: デイヴィッド・ハイド・ピアース 「フレイジャー (Frasier)」

とったのは: ショーン・ヘイズ「ウィル&グレイス」


「ウィル&グレイス」が今年のシットコムの台風の目になるとちゃんと予想していたのに、助演男優と助演女優を除外してしまった私のミス。



ドラマ・シリーズ助演男優


私の予想: パス

とったのは: リチャード・シフ 「ウエスト・ウィング」


助演女優のアリソン・ジャニーと共に「ウエスト・ウィング」のシフが受賞。「ソプラノス」は結局主演男優のガンドルフィーニだけか。



ミニシリーズ/TV映画助演男優


私の予想: ジェイムス・クロムウェル 「RKO281」

とったのは: ハンク・アゼリア 「チューズデイ・ウィズ・モリー」


主演男優のレモンと並んで、TV映画部門では「モリー」の3賞揃い踏み。見てないから何にも言えない。



コメディ・シリーズ助演女優


私の予想: キム・キャトラル 「セックス・アンド・シティ (Sex and the City)」

とったのは: メーガン・ムラリー 「ウィル&グレイス」


要するに「ウィル&グレイス」は、主演のメッシングよりも、笑い自体は助演の男優女優でとっていたということが証明されてしまったわけだ。



ドラマ・シリーズ助演女優


私の予想: ナンシー・マーチャンド 「ソプラノス」

とったのは: アリソン・ジャニー 「ウエスト・ウィング」


いや、これも結構意外。誰がとってもおかしくないとは言ったが、最も可能性は低いと思ったジャニーが入った。マーチャンドはとれなかったのかあ。そうかあ。



ミニシリーズ/TV映画助演女優


私の予想: ヴァネッサ・レッドグレイヴ 「イフ・ディーズ・ウォールズ・クッド・トーク2 (If These Walls Could Talk 2)」

とったのは: ヴァネッサ・レッドグレイヴ


番組を見ていたらレッドグレイヴしかいないのは最初からわかりきっていた。とるべくしてとっただけ。




総評(反省と今後の対策)


ドラマでは「ウエスト・ウィング」、シットコムでは「ウィル&グレイス」、TV映画では「チューズデイ・ウィズ・モリー」が中心となった今年のエミー賞だった。「ソプラノス」は今年は主演男優賞をとっただけで最も重要なドラマ・シリーズ賞をとれず、2年連続して涙をのんだ。「ソプラノス」の受難は続く。何度も言うようだが、私は「ソプラノス」は話題先行型で、そんな圧倒的にできがいいとは思わない。しかし社会現象にまでなった「ソプラノス」をこれ以上無視してもいいものだろうか。「ウエスト・ウィング」のできが悪いとは言わないが、やはりあれは若者は見てないよ。アカデミー会員はまたマスコミから保守的と叩かれちゃうんじゃない?


「ウィル&グレイス」は主演の二人は入らなかったのに、助演の二人が入った。実はこの二人は主演のメッシングを食っていると散々言われていたのに、それを考慮に入れなかった私のミス。でも番組と助演がとって、主演の自分が外れたメッシングは可哀想。昨シーズンは本当に頑張ったと思うんだけどね。TV映画は唯一見逃した「チューズデイ・ウィズ・モリー」が賞を独占してしまって、私には言葉がない。これはつい先頃、NHK衛星で「モリー先生との火曜日」という邦題で放送されたらしい。ところでTV映画の主演男優賞で、舞台中継のブライアン・デネヒーがノミネートされていて、同じ舞台中継の「十二夜」のヘレン・ハントが主演女優賞にノミネートされていないのは解せないと書いたのだが、「十二夜」が中継されたのは98年のことだった。今回ノミネートされていないのは当然。しかしあの舞台の中継があまりにもよくていまだに記憶が鮮明なものだから、つい昨年の番組と勘違いしてしまった。失礼。


さて、今回の受賞予想、全16部門のうち、私の予想が当たったのは6部門。的中率3割7分5厘。ベイスボールで言えば充分クリーンナップを打てる打率だが、やはり半分は当たって欲しかったというのが本音。これだけあれはいいこれは悪いと大きなこと言って、あんたの言ってることとアメリカのTV界の評価はまるで違うじゃないかと言われるのも嫌だからね。私としてはそれほど見ていないシットコムはそんなに当たらなくてもしょうがないかと思っていたが、ドラマでも結構外れたのが残念。いずれにしても大々的に予想したということもあったので、今回は真面目に授賞式中継を見ていた。スポーツ中継と「サヴァイヴァー」以外でこれだけ気を入れてTVを見たのは久し振り。受賞番組が読み上げられる時は、自分のことでもないのに結構どきどきものだった。こりゃ面白いや。来年もまた予想しようっと。






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第52回プライムタイム・エミー賞受賞番組発表

 
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